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部下に手を出す上司は信用できない

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堂道夏至は、うるさい、こわい、人相悪い、理不尽、横暴、社内イチの嫌われ者。同じ部署の玉響糸はイヤすぎてすれ違う時に息を止めるほど。しかし糸は偶然堂道の意外な一面を見つけてしまって…
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悪役俺様嫌われ上司(バツイチ)は恋愛小説のヒーローになれるか!?(完結)

1~5話 6〜10話 11~15話 16~20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話  27話 28話 29…

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ファン動画をもらったよ!

 こんなことしてもらえる作品になったんだな、堂道よ。  お前、愛されてるよ!  日頃より…

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8.堂道、フォーエバー!

会社のほど近く、オフィス街のこんなところにあったのかと思う場所に、一軒だけ存在していた。…

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7.堂道、最終章!④

濃い目の口紅をぐるりと乱暴に塗りつけて、ジャケットを脱ぐ。  薄手のブラウスに、今日はあ…

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7.堂道、最終章!③

糸は、いつかのリバーサイドにいた。 手すりにもたれて暗い川を見ながら、買ってきた缶チュー…

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7.堂道、最終章!①

「池手内課長ォ、コレもうちょっとわかりやすく書けねえんですかネェ?」 「い、いや、それは…

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6.堂道、ファミリー!④

 日暮れとともにマリーナに帰港し、みんなで荷物を下ろしていると、堂道母に声をかけられた。 「今から食事に行くのよ。糸さんも是非いかがかしら」 陽は落ちたのにつばの広い帽子をかぶり、コーディネートの良し悪しはさておき、一目で高級ブランドとわかる柄のリゾートワンピースに着替えている。 聞きつけた姉春子が、糸の腕に自らの腕をからめて、 「糸ちゃん、ステーキよー! 行きましょうよ」 そこへ堂道がやってきて、話に割って入った。 糸の手から持っていた荷物をさらいながら、 「今日

6.堂道、ファミリー!②

若いことと初婚であることは、気づかないうちに糸に胡坐をかかせていたらしい。  周りの反応…

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6.堂道、ファミリー!①

「玉響サァン」 席の後ろに立った人に名前を呼ばれ、糸は振り返った。  見上げると、見慣れ…

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5.堂道、不合格!②

「……堂道さん、ゆっくりして行ってくれ。わたしは少し出かけてくる」 父は答えを出さないま…

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5.堂道、不合格!①

「人間、早々変われるモンじゃないよねー」 「あー、久し振りだわー。この不快感」 小夜と夏…

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4.堂道、次長!③

 ひととおり食事を終えると、酒を片手に場所をソファに移した。  たわいもない話をしながら…

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4.堂道、次長!②

 ショッピングモールを出て、歩いて帰る。  昼間は新しい街並みも、夜になれば暗さが目立つ…

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4.堂道、次長!①

二年間、離れている間にはけんかもあった。  この時以外にもさみしくて八つ当たりしたこともあったし、辛くて泣いたこともあった。  すれ違いで、さすがにもう無理だと弱気になったこともなくはない。  しかし、今日新幹線に乗る糸はうきうきしていた。もうそんなことは全部、綺麗さっぱり忘れてしまっていた。  新幹線のチケットは久しぶりに自分で買った。  堂道に一応は歓迎されるようになってから、あらかじめ約束をして訪れる日は、ネットで指定席を予約しておいてくれるようになった。  糸の経