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【先輩ライターインタビュー】SEOライティングでどこまでリサーチしたらよいか?問題を解決します!

私はSEO記事を書くうえで直面しがちな「どこまでリサーチしたらよいの?」という疑問があります。

そこで同業のライターさんにアドバイスをもらうことにしました。

今回お話を伺ったのは理学療法士の資格をもっており、2022年1月から医療ライターとして活躍する みっこ さん。

どうしたら読者の悩みを解決できるような記事が書けるのか?具体的にどのようにリサーチしたらいいのか?についてお聞きし、記事化しました。

SEOライティングを続けていて

・リサーチが浅く、修正回数が増えがち
・読者の悩みにフォーカスできていない
・どこまで調べたらよいかわからない

このような方におすすめです。

もちろん みっこ さんのファンも必見の内容ですよ。

リサーチは仕事を受ける前から始まっていた……?


飯田(以下:__)ストレートにお聞きします。記事を書く際のリサーチが甘く、修正回数が増えがちです。リサーチの手順や気をつけていることを教えてください!

みっこ 私のリサーチ方法は、本やブログで書かれている一般的な方法とあまりかわらないと思います。

私は、医療系のSEO記事の執筆が多く、一次情報をどこから参照するかという規定が厳しいので、最初はめちゃくちゃ時間がかかりましたね。

でも大体、厚生労働省が発表しているサイトから参照するほうが信頼性が高いですよね。

案件によって企業のサイトやコラムを参考にしてほしいという場合もありますので、レギュレーションやクライアントによく確認する必要があります。

案件を受けながら、指摘された注意点を適宜まとめていたので、効率よくリサーチを進められるようになりました。

また、依頼内容やコミュニケーションが取りやすい仕事先から受注することで、何を調べるかが明確になり、少しずつ仕事がしやすくなりました。

私はTwitter からお仕事をいただくことが多いのですが、お互いはじめましてなので、事前面談があるのかどうかを重視しています。

初めての仕事でも丁寧に教えてくださる方なのか、レギュレーションをしっかりまとめてくださっているのかなど、仕事のコミュニケーションがスムーズにできると感じられたら、お受けするようにしています。

__リサーチ以前に仕事内容について不明点をなくすことで「何についてリサーチしたらよいか」が明確になりますね。リサーチの負担を軽くすることが鍵になりそうです。

必要な情報がわからないのが悩みです!!!


__クライアントさまが記事をチェックされた際、記載すべき内容が書かれていないと指摘されるのが辛いです。

クライアントさまが求めている必要な情報を書くにはどうすればいいのでしょうか?何かアドバイスはありますか?

みっこ 構成を見直してみてはいかがでしょうか。例えば、皆が知りたい情報が網羅的に記載されている記事は良いとされますよね。

まずは、情報を漏れなく書いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。次に、意識したいのが読者の目線に立つことですね。

例えば、痛みに関するお薬の記事を書くとしましょう。いーたんさんは薬剤師なので、痛みの症状にマッチする薬をすぐに紐づけられますが、薬の知識のない一般の方にとってはどのような薬を選べばいいのか困っているはずです。

つまり、薬の知識の有無によって記事に求める内容が異なりますね。読者がどんな人なのか、ペルソナをしっかり設定して構成を作ることが大切です。

また、ペルソナを意識し検索ワードに沿ってリサーチすれば、上位検索10位のSEO記事構成に共通点があることが分かります。

構成を作る段階で絶対に載せるべき情報は特定できるということですね。
しかし、上位記事の構成の真似ごとでは、記事にオリジナリティがなく、差別化を図れません。

そこで、おすすめしたいのがヤフー知恵袋でのリサーチです。

読者目線のお悩みが数多く書かれているので、「読者が何を知りたいのか」を調べられます。

どこまでリサーチ(深ぼり)したらよいか悩みます!!!


ひまわり

__リサーチする内容はわかりましたが、リサーチ内容が浅いのが悩みです。こちらはどうでしょう。

みっこ どういったところに悩まれているのか詳しく教えてください(汗)

__例えば「〇〇をする方法は市役所、図書館、コンビニの3つがあります」と、提示した場合私が執筆すると、「コンビニがおすすめです」という終わり方になりがちです。

しかし、クライアントさまは市役所は〜〜〜、図書館は〜〜〜、コンビニは〜〜〜と、それぞれの特徴を深堀りした説明がほしいようで、この書く基準がわかりません。

みっこ 読者からすると、3つの方法がなぜおすすめなのか、その根拠を知りたいです。根拠が明記されていると、「自分がどれを選んだらいいか」が分かりやすいですよね。

また、web記事でよくみられる構成だと、メリット、デメリットなどを記載することも多いですね。

市役所、図書館、コンビニの違い、メリット、デメリットを書き「平日休みな人には市役所がおすすめ」「夜遅くまで仕事をしている人には図書館は向かない」など、自分ごとにできる情報が入っていたら共感が生まれると思います。

そのあとペルソナ設定の部分と照らし合わせて、情報の取捨選択を提案します。

__ペルソナ設定と合わせたつもりですが、「サラリーマンにはコンビニがおすすめです」という結論だけを書いてしまい、「情報を削りすぎている」、「読者のほしい答えが書かれていない」と、ご指摘をうけることがあります。

みっこ 情報の取捨選択が難しいなら、リサーチ後、まずは絞りすぎずにガ−っと全部書くことをおすすめします。

その後、コンビニをおすすめだと結論づける情報を残して、要らない情報は削るといいかもしれません。

それでも難しいのであれば、クライアントさまにどんな内容を記載して欲しいのかフィードバックで聞けたらいいですね。

自分で内容を削りすぎたり、リサーチ不足でそもそも書かれていなかったりすると、場合によってはリサーチからやり直しになってしまうので、クライアントさまの負担はできるだけ減らしたいところです。

リサーチする範囲(ひろがり)がわかりません!!!


__与えられたキーワードで調べると内容が薄くなってしまいます。実際の記事をみると、なんでこれに焦点をあてて話を広げたのだろうと思うことがあります。

みっこ 渡されたキーワードだけでリサーチしても情報が足りない、ということでしょうか。 

聞いたことがあるかもしれませんが、一緒に調べられているワード「共起語」で検索します。

検索した時に読者が「求めている内容と違うな」と思うと、別のキーワードや関連するワードで検索します。

クライアントさまから渡された2〜3個のキーワード以外にも、他に各サイトをみていると、「このワードもリサーチする必要があるな」と分かってきます。

例えば「頭痛 薬」なら「頭痛 改善策」という感じですね。
そのワードを検索すると別の情報を入手できるので、少なくとも調べたりない、ということはなくなると思いますよ。

__あまりやりすぎると記事の内容がそれてしまうため、共起語の関連性を考えて(1〜2回程度)が良さそうですね。わかりやすく丁寧に教えてくださり、ありがとうございました!!

【インタビューを終えて】
リサーチをどこまでしたらよいか問題に直面していて素直に疑問をぶつけたインタビューになりました。
みっこさんは具体例やご自身の経験を交えながら丁寧に受け答えをしてくださいました。
リサーチに時間がかかる、どこまでリサーチするかわからない、修正回数が多く、ライターに向いてないかも……そういった方に届けば嬉しいです。










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