見出し画像

商業出版への道のり③

・出版社に企画書を送る

企画書を作成した私は、企画を受け付けている出版社を探すことにしました。

商業出版を行っている会社で、企画書を受け付けているところを探すというのはなかなか見つけられませんでした。

出版社の中でも、自分の企画の系統に合う(出版の可能性がある)出版社を探すとなると、数はグッと減ります。

ですが、ゼロではありません。私がネット上で探した出版社の中から企画書をWEBで受付ているところを見つけることができました。

WEB応募可能なところは、各社それぞれ専用の応募フォームがあり、そのフォームに沿って記入していきます。

事前に自分が用意した企画書の内容以外に

・完成時期
・ページ数
・推薦文を依頼できる著名人がいるか否か
・SNSのフォロワー数
・セミナーの予定
・買取り予定部数

などの項目が追加されます。本当に本を書きあげられるか。売れる可能性があるか。そういう可能性を少しでもアピールする必要があるのだと実感しました。

とある出版社に至っては、

SNSフォロワー数10,000人以下の場合、自費出版で出版する可能性が高いです。

とハッキリ書いてあるところもありました。


有名でもなく、SNSフォロワーもほぼゼロに近いただの一般人の私が、本を商業出版するなんて夢のまた夢かもしれない。これからフォロワーを1万人まで増やす?でも、そうなると時間がかかる。やっぱり出版は難しいのかな。と思うようになりました。


しかし、出版社側には商業出版を行うために、売れる可能性を事前にきちんと見定めなくてはならない理由があります。

商業出版となると、本を作成するまでの費用は出版社が持つことになり、その費用は一冊の本で300万程発生するそうです。投資をしても売れない本なら絶対に出版はしたくありません。少しでも売れる可能性が高い方が良いのは当然です。

もし著名人が帯を書いてくれたら、
もしSNSで10000人に宣伝できたら
かなり本が売れる可能性が高まりますよね。


私も自分にそんな可能性があるか一生懸命考えました。父のハトコが世界的に有名な俳優です。しかし、遠い親戚など隣人より他人です。顔も知らない素人が帯を書いてと言ったら書いてくれるでしょうか?無理でしょう。いや、本当はお願いしたいです。たぶん帯書いてくれたらどんな本でも売れる。でも、無理でしょう。

フォロワーを増やす。これは地道に行うしかありません。1万人、SNSをばずらせるには、かなり難しい本の分野です。でも、少しでも増やす努力はします。

現時点で、何もない著者である私が
企画書を出しても、読んでもらえないかもしれない。この企画は日の目を見ることなく消え失せるのかと、出版社への応募を重ねるうちに、そんな不安が大きくなっていきました。


次回 企画応募した結果


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?