良きサマリア人ならぬ、良きマンネリ～『聖☆おにいさん(16)』(中村光)～

＊この記事は、2018年12月のブログの記事を再構成したものです。

このシリーズ、私は10巻以降はKindle版で読んでおります。紙のコミックスで買っているんだったら、内容はマンネリだし、かさばるし、今頃まだ買い続けていたかは不明です。

でも電子版って、怖いですね～。わざわざ書店に行かないで良いし、わずかながらコミック版より安いし、つい買ってしまいます。

聖☆おにいさん（１６） (モーニングコミックス)

↑kindle版

マンネリと書きましたが、数冊前までは明らかに悪しきマンネリでしたが、前の巻あたりからは良きマンネリになってきた気がします。サザエさんやドラえもんみたいな感じ？

今巻で取りあげているのは、イースター、タミヤ模型の塗料を使ったウェザリング(汚し)にはまったブッダ、ネットのパスワード問題、雪の日、押し入れ収納ケース、グーグルホーム、コストコなどなど。

スマートホーム化した家にブッダを誘うマーラと、コストコでの買い物にイエスを誘うルシファーが、もはや悪魔ではなくなってきているのがおかしかったです。十二弟子の暴走ぶりは、ますます激しくなってきたし(ペトロのセルフ墓参りには、かなり脱力)。

間違いなく、17巻も買うことでしょう。

見出し画像には、ペトロのセルフ墓参りにちなみ、バチカンのポストの写真を使わせていただきました。

聖☆おにいさん(16) (モーニング KC)

↑コミック版