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イエスとブッダのビジュアルが、原作に結構忠実~劇場版「聖☆おにいさん 第Ⅰ紀」~

*この記事は、2019年4月のブログの記事を再構成したものです。


さて今回ご紹介するのは、実写版の「聖☆おにいさん」です。イエスを演じる松山ケンイチが、結構忠実に原作のビジュアルを再現しているのが、まずすごいです。ブッダを演じる染谷将太は、中盤くらいまでは違和感があったのですが、だんだん見慣れてきました。


アニメ版同様、短いエピソードの連なりで構成されているので、何話か観て飽きたら、止めることが出来ます。そういう意味で、DVD向きですね。逆に言えば、これを劇場で一気に観るのは、ちと辛い気もします。


不満な点は、3つあります。


①「ジュニア」(金色の仏像)の張りぼて感が、はんぱないです。商店街の福引で当たったという設定の仏像なんだから、もう少しちゃんとした仏像のはずでは?


②熱を出したブッダが、全然熱があるようには見えない。


③ホワイトデーのために作ったせっかくのクッキーを、「アガペーをこめる」とか言って砕くシーンが、結構嫌でした。いくら天然の2人であっても、バキバキのクッキーをもらって喜ぶ人はいない、ということくらいは分かるはずですよね。


ゆるすぎるほどゆるい作品ですが、まぁ一見の価値はあると思います。


見出し画像は、スリランカのポロンナルワで撮ったものです。




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