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鹿島神宮に行ってきた(再び)

昨夏、東国三社参りですでに鹿島さんは訪れているのですが、母の
「もう一度行きたい」というリクエストで、また行ってきました。桜もきれいな季節だし。
前回の様子は、以下の記事をご覧ください。


同じような写真を載せても仕方がないので、基本的には前回と違う視点でまとめたいと思います。


今回はツアーではなく、東京駅から高速バスに乗っていったのですが、10分から20分に1本という本数の多さに驚きました。アントラーズの試合がある時はともかく、通常は赤字の便が多いのではと心配になります。


東京駅から2時間で、鹿島神宮に到着しました。ただ問題は、「鹿島神宮」のバス停から二之鳥居までの道が分かりにくいこと。バス停に一応地図は貼ってあるし、周りをよーく見れば分かったのでしょうけど、降りたのが私たちだけだったので、ちょっと迷ってしまいました。


塚原卜伝のご当地自販機

通りがかりに見つけました。塚原卜伝、ゆるいなぁ。

来るだけで疲れてしまったので、まずは甘酒を頂いてから参拝しました。


楼門の扁額


楼門表側の武人像①(右)


楼門表側の武人像(左)
楼門の彫刻

見事です。


今回は間違えず、本殿より先に高房社から参拝しました。

高房社

高房社のお社の下には、トカゲがいました。お使いかな。


拝殿

拝殿はまだ修繕中です。


拝殿の彫刻


仮殿

家康が建てた旧本殿(現奥宮)に代わって、秀頼が今の本殿を立てた際、神様に仮にお移り頂いていた社です。


参道

この参道は、何度歩いても素晴らしいです。今回は時々鶯が鳴いていました。


鹿園

桜がきれいでしたが、鹿臭が結構きつかったです。


熱田社

古くは七夕社(あるいは田畑社)と呼ばれ、農業守護の社だそうです。


奥宮

奇跡的に人がいなかった瞬間にパチリ。秀頼は家康が奉献した本殿がちょっとコンパクトだと考え、立派な本殿を奉献したんでしょうか。
しかし奥宮は武甕槌大神の荒御魂を祀っているので、音を立てて柏手を打ってはいけないことになっているはずなのに、皆さん普通に柏手を打っておいででした。私たちは今回こそ音を出さないようにしましたが、他の人が音を出していては、ほぼ無意味な気が……。


奥宮の裏の杉

これもご神木の1つと言ってよいでしょう。母は腰を幹にすりすりしたら、心なしか調子が良くなったらしいです。


要石①


要石②

鹿島の神様には、しっかり大鯰の頭を押さえておいていただかないと。

そして御手洗池へ。

御手洗池①

水がとても澄んでいました。

御手洗池②

湧き出し口の水量が豊富でした。雨が多かったからかな。


御手洗池③

今回の方が、うまく龍が撮れたかな。


御手洗池④

龍の根本(?)は、こんな感じ。この木、よく立っているなぁ。


大国社

旧六月30日の夕、西瓜をお供えして参る社だそうです。


御手洗公園の桜①


御手洗公園の桜②

桜が本当に見事でした。

御手洗池そばの売店・一休では、「古代米入り揚げおかき 鹿嶋神の道」を購入。これ、前回買ったらものすごく美味しくて、もっと買えば良かったと思ったやつなのです。今回はお土産分も含め、しっかり買いました。


鹿嶋神の道


帰りは参道から脇にそれて、東雄桜を見にいきました。とはいえ咲いている位置が高く、ちょっと見にいった甲斐があったんだかなかったんだか、という感じでしたが。

東雄桜

でも東雄桜の道も気持ちよかったので、良かったです。
<追記>
上の写真、両側の木の間が川のように空いていますよね。これは偶然ではなく、木はお互いに枝がぶつかり合わないよう、間を開けるそうです。


社務所の横を入って、御厨社も詣でました。

御厨社

中祭以上の私祭の時に、ここに神饌を供えておまつりする習わしになっているそうです。


二郎杉

境内で二番目に大きい杉です。


霊杉木(れいさんぼく)

ちょっと(だいぶ)分かりにくいですが、元は二丈五尺あった杉で、雷の火にかかった上に大風で倒れたものの、不思議と株はまだ生きているそうです。


稲荷社

楼門と二之鳥居の間にあります。俗に銚場の稲荷様と呼ばれるそうですが、銚場とは直会場のことで、江戸時代以前はこのお稲荷さんの手前の広場で祭典の後、直会を行っていたとか。


二之鳥居

大満足で、名残惜しく鹿島さんを去ります。画面中央にも桜。しかし前回はお昼込みで2時間の参拝で、それでもバスツアーとしてはゆっくり参拝できた方だと思うのに、今回は自分たちのペースで本当にゆっくりお参りしたら、それだけで2時間かかりました。


そして遅いお昼は鈴章さんへ。

前回は時間の関係で行けなかったので。鯰を食べて、鹿島の神様と香取の神様が大鯰を抑えるのを応援するのです(←多分間違っている)。
鯰ミニコースAとBを頼みました。違いはAが鯰の薄造り、Bが鯰のカルパッチョなだけで、あとは同じです。同じなはずが、なぜかお新香が浅漬けと古漬けで違っていましたが。


鯰の薄造り


鯰のカルパッチョ


鯰の天ぷら


鯰の照り煮

他に、季節の小鉢(今回はひじき煮)とデザート(ブラマンジェらしきものにブルーベリーソース)が付きます。お味噌汁は蓋を開けて撮るのを忘れましたが、具だくさんで美味しかったです。すべて冷たいものは冷たく、熱いものは熱く出てきたのが素晴らしいです。

肝心の鯰はというと、予想を超えて美味しかったです。淡白なんだけど、噛みしめると滋味あふれるというか。照り煮は一度揚げたものを煮てあるのですが、最後はほぐした身とたれをご飯にかけて頂きました。天ぷらとカルパッチョが、特に美味しかったかな。


鯰さん

美味しかったと絶賛したら、鯰を見せてくださいました。あまり忙しくない時だと、見せていただける模様。


鈴章の看板

鯰の絵が可愛いです。こういうイラストのイメージが強いので、実際の鯰は意外と細身だなぁと思いました。

お腹いっぱいだし、桜も良いと聞いたので、鹿島城山公園まで行くことにしました。


龗神社(りゅうじんじゃ)

キャプションの字だと分からないと思いますが、雨冠に龍と書きます。元は参道に二社あった龍神が合祀されて、一社になったそうです。

龗神社の彫刻


虎と布袋さん


ここに楼門が!

街路樹の根元を抑えるタイル(?)に、鹿島神宮の楼門がデザインされていました。


城山公園の桜①
城山公園の桜②

桜、めちゃくちゃきれいでした。

城山公園の桜③

うーん、伝わらないとは思いますが。
城山公園からは、一之鳥居も見えました。


一之鳥居

分かりにくいですが、画面中央に写っています。

そして鹿島神宮駅前の鹿嶋市観光案内所で鹿嶋市のマンホールカード(英語版)を頂き、また高速バスで東京駅に戻りました。
マンホールカードの記事は、ブログの方をご覧ください。



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