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選挙に行きましょう!

今度の日曜日、7月10日は参議院銀選挙の投票日です。

選挙権をお持ちの方は、ぜひ投票に行きましょうね~。病気など様々な事情で、投票に行きたくても行けない方々がおいでなのですから、その人たちのためにも、ぜひ行ってください。


とはいえ投票日当日に行くのは、意外とハードルが高いと思います。晴れているから遊びに行きたくなったり、逆に雨だから家から出たくなくなったり。
あるいは、お腹が痛くなったりケガをしてしまったりして、行けなくなってしまうかもしれません。だから、期日前投票がお勧めです。私も一昨日、済ませました。

第26回参議院議員通常選挙投票証明書

しかし「民主主義しているかい」って、すごいキャッチコピーだなぁ(^-^;


でも期日前投票って、仕事とかの正当な理由がないとできないんでしょ、とお思いですか? それは違います。いや、間違ってはいませんが、厳密に解釈する必要はありません。例えば私は、もうずいぶん長い間、期日前投票でしか投票していませんが、それは「当日”家で”仕事がある」からです。

学生さんだったら、「勉強」や「部活」も正当な理由ですし、そもそも「当日投票できない理由」の中に、「レジャー」という選択肢もあるんですよ。レジャー、立派な理由です。


「でも入れたい党も、候補者もいない」と言うあなた、そんなところで完璧主義にならないでください。パーフェクトな党も、パーフェクトな候補者も存在しません。lesser evil(より邪悪じゃない)な党、lesser evilな候補者に入れるしかないのです。
「邪悪」なんていうと、響きが強いですが、ようするに悪いことをしなさそうな党や候補者ということです。何をもって「悪いこと」と判断するかは人によって違うので、あえて具体的には書きませんが。


「私一人が投票してもしなくても、選挙結果は変わらない」と思う方もおいででしょうが、それは違います。極端な話、みんながそう思って投票に行かなかったら、投票率ゼロ%になってしまいます。

まぁそれは極端すぎるとしても、「投票した人」の意見で重大なことが決定されてしまうことはありえます。少なくとも、「投票しなかった人」の意見が反映されることはありえません


怖いお話をいたしましょう。2016年6月、イギリスでEU離脱(いわゆるブレグジット)を問う国民投票が行われました。投票率は、投票日当日が悪天候だったにも関わらず、72.2%でした。日本の国政選挙の投票率が近年5割前後であることを思えば、充分高いですし、それだけこの件にイギリス国民の関心が高かったことが伺えます。

結果はご存じの通り、EU離脱賛成派が過半数を占め、結果イギリスは2019年12月31日付でEUを離脱しました(1年間の移行期間を経て、完全離脱したのは2020年12月31日)。でも離脱賛成派が51.89%、残留支持派が48.11%と、賛否は非常に拮抗していたことをご存じでしょうか? 

結果が発表された時、残留支持派の一部の方が、SNS等で悲鳴を上げました。事前の世論調査の結果などから、残留支持派のほうが多いと思っていた。だから私一人が投票に行かなくても、どうせイギリスはEUに残ると思っていた。こんなことになるなら、ちゃんと投票に行ったのに、と。
でも、後悔先に立たずでした。


選挙権があるのに投票に行かないのは、政治に文句を言う権利を放棄することです。白紙委任をした結果、日本がとんでもない方向に進んでから焦っても、遅いですよ。どこの党、あるいはだれに投票するのも皆さんの自由ですが、とりあえず投票に行ってください。


といっても、やらないでほしい投票行動というのもあります。最近の若者に実際にいるらしいのですが、「当選しそうな人に投票する」というもの。馬券とかと違うんだから、投票した人が当選しても、配当金とかないですからね(@_@) 頼むから、自分が当選してほしい人に投票してくださいよ。私なんかひねくれものなので、たとえ良いことを言っていても、当選確実の人には入れたくなくなるんですけどね。「良いことを言っているけど、当選しないんだろうな」と思う人が当選すると、嬉しいですよ。


ちなみに期日前投票でも当日の投票でも、上記の「投票証明書」をもらえますが、これを見せると割引になるなどの特典があるお店や施設が、ぽちぽち出てきています。


選挙はある意味、参加することに意義があります。貴重な1票を、どうぞ無駄にしないでください。


見出し画像は、期日前投票に行った時にもらったポケットティッシュです。
なお以下の記事でも、投票に行く意味について触れています。



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