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五百羅漢寺に行ってきた

昨年11月に行った、不動前駅近辺の見仏記事第3弾です。


目黒不動尊の後、メインイベントというべき五百羅漢寺に向かいました。

五百羅漢寺門前

すでにお一人、羅漢さんに出会えました。

このお寺は撮影に関し厳しい約束事(もちろん当然の決まりですが)があります。でも公式サイトに、割とたくさん写真が載っているので、どうぞそちらをご覧ください。


羅漢さんは五百体以上おいでだそうで、まずは本堂に収まりきらなかった146体の羅漢さんがおいでの羅漢堂を拝観しました。
いやー、圧巻でした。いとうせいこうとみうらじゅんの『見仏記』のどの巻かで五百羅漢寺を取り上げており、それが訪れてみようと思ったきっかけでした。

『見仏記』にも書かれていた通り、羅漢さんお一人お一人にキャッチコピー(?)があります。お一人お一人とキャッチコピーを照合しつつ、じっくり見ましたが、途中からは飽きて(失礼!)いい加減になりました。

羅漢堂から出ると、本当は「碑のこみち」を回るのですが、なぜか気づかず、本堂に向かってしまいました。うーん、安養院に引き続き、これまた「またおいで」かな。

本堂の前には、吉宗の腰掛石が……。

徳川吉宗の御腰掛け石

やや疲れていたので、私も腰掛けたかったところですが、座っていいか分からなかったので、やめておきました。でもダメとも書かれていなかったような……。



五百羅漢寺本堂

本堂ではお釈迦様の説法の場面が再現されており、言うまでもなく羅漢堂の比ではないくらい圧巻でした。五百羅漢寺の公式サイトのトップページの写真にある通り、結構女性的な風貌のお釈迦様です。その周りに大勢の羅漢さんたちがおいでで、この本堂でご葬儀をあげていただいた仏様たちは、良い意味で賑やかに送り出してもらえ、さみしくないだろうなと思いました。法事の時も、参列者が身内だけではなく大勢いる気分なのではないでしょうか。良い雰囲気の本堂で、じっくり拝観しました。

本堂の後は、阿弥陀堂のはずですが、拝観した記憶がないので、これまた多分気づかず、直接聖宝殿に向かってたと思われます。当日は本堂での法要の前だったので、もしかしたら開いていなかったのかもしれませんが……。

聖宝殿には五百羅漢寺の歴史を物語る資料等が展示されています。もとの本所五つ目(現在の江東区大島)にあった時の絵図には、感心しました。何といいますか、羅漢さんテーマパークのような感じで、すべての羅漢さんを拝観できる建物の構造になっていたそうです。しかも旅の人も、わざわざ履き物を脱がないでも拝観できるようになっていたとか。
聖宝殿には、昨年(2022年)4月に奉納された麒麟像が安置されています。これは撮影可でした。

五百羅漢寺の麒麟像

麒麟像の隣には、普段は羅漢堂の出口付近にある獏王像もありました。獏王のおみくじがあったので引いたところ、嬉しいことに大吉でした。

五百羅漢寺のおみくじ

結んだ姿が獏王になっているのが良いです。獏王の顔が彫られた御守が付いているのですが、それが目当てでおみくじを引いたようなものです。当日朝の夢見が良くなかったので、悪い夢を食べてほしかったのです。

ちなみにお守りの効果はというと、うーん、ちょっと微妙(^-^; あれ以来、枕の下に入れて寝ているのですが、初夢もちょっと疲れるものだったしな。でも悪夢をみたとしても、しっかり食べてもらっていると思うことにします。

あと、おおと思ったのは、白澤が獏王だということ。「しゃばけシリーズ」を踏まえると、仁吉は馬久の上司(?)なのですね、ふむふむ。


疫病退散の旗

五百羅漢寺近くの街灯に、キャラクター化した「ばくおう」が描かれた疫病退散の旗が付けられていました。

不動前駅近くまで戻り、行きに目を付けていた福州屋台へ。

私は迷った末、福州拌麺にしました。

福州拌麺の説明

「麺は1.5玉」に、いささか怯えましたが、お腹もすいていたので、大丈夫だろうと判断。後で調べたら、拌麺というのは混ぜそばのことでした。


福州拌麺

具の下には、黒いゴマダレのかかった麺が隠れていたかと思います。混ぜて食べると、「油そば風」という割にはしつこくなく、美味しかったです。割とぺろりと完食しました。


この日の見仏ルート、違う季節にもう一度訪れても良いかもしれないなと思いました。


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