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熱海來宮神社に行ってきた

先月の熱海旅行の記事の続きです。來宮神社は、行きたいとは思っていたものの、ちょっと移動が面倒そうだったので、もともとは行かないつもりでした。でもやはり行こうかなと思って、起雲閣を出たところ、奇跡が起きました。


熱海の中心地で主に走っているのは東海バスで、東海バスだと起雲閣から直接バスで來宮神社に行くことは出来ません。起雲閣から大湯間歇泉までバスに乗って、そこから歩こうかなと思って起雲閣前のバス停の路線図を見たところ、伊豆箱根バスなら、1本で行けるじゃないですか! しかも、路線図を信じられない目で眺めていたら、ちょうどバスが来たのです。念のために運転手さんに訊いたら、間違いなく行くと聞き、大喜びで乗りました。そしてなんと、5分ほどで來宮神社前に着いたのです。來宮神社の大神様が、呼んでくださったのでしょうか。


來宮神社・大鳥居

着いたところ、あまりの人の多さに引きました。一応、平日だったんですけどね。「ブラタモリ」や「ザ!鉄腕!DASH!!」でここの大楠を見て、ちょっと見たいなぁと思ったのですが、こんなに人が押し寄せているとは……。番組パワーというより、パワースポットパワーだと思いますが。


來宮神社由来

樹齢2000年以上とは、すごい。1周廻ると1年間生き延びるとは知らずに、廻ってきました。


手水舎の龍さん

奥は稲荷社です。


第二大楠

これだって、十分大きいです。


來宮神社・本殿


本殿前にて

縁結びの神様でもあるので、こういうのがあるのでしょう。パンフレットの表紙にも載っているので、1年じゅうあるのかな。毎朝、職員さんが準備されるのでしょうし、まぁ否定はしませんが、でもチャラいなぁと思ってしまいました。写真映えを狙っているんだろうなぁと……。
<追記>
常緑樹であるクスノキの落葉の時期が春だそうで、その落ち葉を使った地面書道の一種なんですね。


狛犬(阿形)


狛犬(吽形)


來宮神社・提灯


來宮辨財天・鳥居

この弁財天のお社は、以下の写真の通り、鳥居をくぐって、橋を渡ったところにあります。


來宮辨財天の手前

お参りの人が、そこそこ(といっても、10人もいませんでしたが)並んでいたのですが、なぜか列は、橋の手前に出来ていました。1組の参拝が終わると、次のグループが渡る感じ。
感染症対策もあり、最近は参拝の際、前のグループと距離を取るのが一般化しているようですね。有名神社の初もうでのように、例えば3列で参拝しろとまでは言いませんが、ガラ空きなわけでもなし、そこまで距離を取らなくても良いと思います。私自身は、自分のすぐ後ろに並ばれても、全くOKですけど。


來宮辨財天①


來宮辨財天②

彫刻が見事です。
そしてご神木の大楠へ。


大楠①

全体像は、こんな感じ。時計回りで1周廻れるコースが出来ています。


大楠②

中心部は、結構空洞になっています。


大楠③

すごい幹!


大楠④

写真左下の人の姿でお分かりでしょうか、割と高い位置まで上がることができます。
そして大楠のそばでは、「茶寮・五色の杜」が待っています。


茶寮・五色の杜

12時を回っていたため、お腹も空いており、エネルギー不足だったので、ありがたくここで「麦こがしのソフトクリーム」を頂きました。


麦こがしのソフトクリーム

美味しかったし、何の文句を言う筋合いもございませんが、この写真映えするソフトクリームといい、茶寮のこじゃれた感じといい、やはりチャラいです……。まぁ参拝者が多いから、いろいろ設備を整えたり、お社等を綺麗にしたりすることができたのでしょうけれど……。

なお、なぜ麦こがしなんだろうと思っていたら、パンフレットにこうありました。

來宮神社の例大祭(毎年7月14・15・16日の3日間)に、大神様の特別なお供え物としての「麦こがし」を猿田彦命(天狗)が街中に振り撒き、これが参観者の身体に降りかかると、病難・火難・災難を祓い、健康長寿になるという言い伝えがある事から競ってこの麦こがしの粉にふれる伝統が古来よりあります。

パンフレットより

競わなくても頂けるんですから、ありがたいことです。例大祭は、別名「こがし祭」だそうです。以下のサイトによると、例大祭の時期に行きたくなります。


なおソフトに乗っているのは、社紋入りの麦こがしの落雁です。

來宮神社社紋

元気が出たところで、大楠の周回ルートに戻ります。


大楠の説明

「何物かを感得」しようと、大楠の周りにたたずまれている方々がたくさんおいででしたが、何かチャラさが先に立ち、感得しきれませんでした。もちろん大楠そのものはすごかったので、私の修行が足りないだけでしょうけど。


狛犬(阿形)


狛犬(吽形)

こちらの狛犬さんたちは、どんぐり眼が可愛いです。
お手洗い(とてもきれい!)を借りがてら、参集殿へ。


來宮神社・宮神輿


日本三大巨樹


御鳳輦神輿

このお神輿、サイトによれば、「42歳になる男性が厄除けを祈願して毎年7月16に浜降りする」際に使われるものです。


來宮辨財天の手前の巨石

磐座っぽい巨石が見事。

狛犬チックに石段の両脇にある石に別れを告げ、來宮神社を去ります。


阿形?


吽形?

鳥居の正面は、来宮暗渠です。


来宮暗渠

来宮駅に着いたところ、30分に1本の伊東線が出たばかりだったことが判明!


来宮駅


 暗くなるものの、ではお昼を食べようと思いつき、ちょっと戻って「そば処すずき」さんに行きました。


そば処すずき①


そば処すずき②


そば処すずき③

ざるとろろ、だったかな? とろろに卵がたっぷり入っていて、おなかいっぱいになりました。

なお來宮神社のサイトの情報によると、「來宮神社の御祭神が熱海にお着きに成った際、『麦こがし・橙・ところ・百合根』をお供えしたところ、御祭神が大変喜ばれたという古記が伝わ」るそうです。よって「そば処すずき」さんや上記の「茶寮・五色の杜」をはじめ、來神社近辺には麦こがし・橙・百合根・とろろを使ったお菓子等を出すお店が、たくさんあるとのこと。

帰宅してから知った情報ですが、「そば処すずき」さんに入って、とろろのおそばにしたのは、結果的に正解だったということですね。やはり大神様のお導きかもしれません。

そして駅に戻り、無事伊東線に乗りましたとさ。

最後になりましたが、來宮神社のサイトは、以下の通りです。



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