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就活なう。選んでもらう立場って辛い。

(これは2月ごろに書いたままになっていた原稿である。この時のリアルな気持ちを社会の中に吐き出しておきたいと思い加筆してみた。)

最近、就職活動をはじめた。
大学3年生、やりたいことはあるのに会社に選んでもらえないのではないかという不安が大きくて本当に苦しい。
苦しくて辛くって…ごめんね、ほんの少しだけ話を聞いてほしいの。

人生なんだかんだなると思いながらも、夜な夜な私を不安が襲う。

傷つきたくない。自分へのエゴ。

これまでは、受験という筆記テストで点数をとることが求められた。
例え少し個性的だといわれるファッションをしていても、勉強ができて少し良い大学のネームバリューさえあれば社会に認められるような気がしていた。

けど、就活って少し違う気がする。
「わたし」という商品が、人から評価されて価値づけがされる。

私は素の自分を出して「お祈りメール」という形で傷つけられたくないという想いが先行するあまり、本当に見せたい自分を見失う。

就活時ってみんな同じようなスーツを着て、同じような髪形をして。
スーツは個性がかえって見えるというが、私には自分が殺されているようで窮屈で仕方がない。

お気に入りのピアスをしてネイルをするだけで自己肯定感を高められる単純な私は、かえってお洒落という武装ができないことで自己肯定感がすごく低くなる。

だから、出来るだけスーツを着ないようにしてた。
私だけスーツじゃなくて浮いたことなんて何度もあるし、何度も「やっちゃった…」と思ってきた。
けど、なんで普通にスーツ着て就活生っぽく振舞えない。
わけのわからないプライドを捨てられない自分自身が情けなくなって自己嫌悪に陥る。

面接前の夜の憂鬱

面接時、良い面を見せようとするあまりに人間的でない自分が出来上がる。
よく見せようとしてしまうところが私の悪い癖なのは承知していて改善したいと思うのだが、まだ抜け出せていない。

特に、面接の前日は自己嫌悪が最高潮に達する。
面接準備をしているとき、自分の失敗した部分を話すことを隠そうとしてしまっている自分がそこにはいるからだ。
嫌われたくないとかダセェって外面では思ってるのに、内心ではめちゃくちゃ嫌われることにびくびくしている。

私は祈られるとすぐに自分の価値がないと感じてしまう。
それを相談すると、「優秀なのに。伝え方が悪い」って指摘されることが多いが、優秀ってなんだよ!!!って心の中で悪態をつく。

表には出さないだけで、世界のすべてに抗いたい。
幼すぎるよ。私。

【追記】乗り越えたことで自己肯定感へとつながった

上の文章を書いた時は、一次面接に落ち続けた週だった。
けれども、その後に書店に売っている「面接」の対策本を3冊読んでコツをつかめたと思う。

就職活動を通して、自分の情けないと思っていたところを自分自身が受け入れることが出来たし、自分はもっと評価されても良い人間なんだって自信が持てた。

そして、自分自身のことを話すことに臆病になっていた私は、就職活動で私の話を人は案外聞いてくれるものなんだって人に安心感を持った。
私にとって一番の成長だったし、これに気づいてから友達付き合いが上手くいきだした。

過去の私は自分自身が傷つくことが怖くて自分自身をさらけ出すことにも自分と向き合うことにも恐れて、自分をミステリアスな人間としてふるまうことで人と距離を置いてきた。
けれども、私は就職活動を通して自分自身の弱さを見つけ、私自身が出来ることを自覚して、等身大の自分を受け入れることができた。

人との出会いに感謝。
私と向き合ってくれる周りの人々に感謝。
もう少しだけで良いから、人と深く向き合えるようになりたい。

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