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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年/アメリカ)


先日観た映画です。
事情があって実家に帰れない男子高校生と担任教師、給食のおばちゃんが寄宿学校で年越しする、というお話。
それぞれ心に孤独を抱えている3人が、お互いに寄り添い、理解しあっていく心温まる映画でした🎄


この映画で、高校の頃お世話になった吹奏楽部の顧問の先生を思い出しました。

高校の卒業アルバムの寄せ書きページに、その先生が書いてくれた言葉を私は今でもとても大切にしていて、スマホで撮ってあるので時々眺めています。

『本当に頑張り屋さんでしたね。部活もやり遂げて、難しかった第1志望大学にも合格して。
今度は自分が本当に大切にするものを自分の内面の中に見つけてくださいね。
部活より受験より難しいでしょうけど、きっと見つけられると思いますよ。』


先生の言っている「自分の内面にある、自分が本当に大切にするもの」をずっと考え続けて早18年。
長い時間かかっていますが、ここ2、3年、なんとな〜く見つかってきている気がします。

人と話していると、特にその感覚になりやすい。
というのは私、普段の生活で、誰かと話しているとなぜか一方的に話されるタイプで。
職業や肩書き、年収、華やかな友人関係、旅行でどこへ何回行ったとか、パートナー、結婚、子供、体型や体質、休日のリアルな充実さ、下手したら旦那さんの職業やお子さんの学校の成績まで……別に聞いてもいないのにね。
自分でもわかっていますが、いわゆる「マウントされやすい人」です。はい。毎回聞き流していますが、私だって人間なのでそりゃ時々モヤっとしたりします。
そんな時は、
「けどさ、実際その人になりたいって思う?」
って心の中で自分に質問すると
「………いや、その人になりたくはないわw」って、毎回即答が返ってくる。

以前は、自分と他人を比較して「自分なんか…」って思ってぐったりしていたんですが、その感覚が今はほとんどありません。
というか、自分以外の人になりたいと1ミリも思わなくなりました。
自分の中に何かしら自分でも好きな部分があるんだと思います。
言語化できていないけど、「私にはこれがあるから、私は私が一番好きだ。」って胸を張って言える何かしらがあって。
こういう、これ!みたいな抽象的な感じで心の中にありますが、言語化できたら最強ですね。それは今後の課題だな。
うーん、でもなんとなくの感覚でもいいのかも知れない。

とにかく、見つけられてきてますからね先生!
どうか温かく見守っていてください!

母校の高校です。
2013年の桜のシーズンに
撮らせていただきました。
よっ!市内屈指のボロ校舎!(←こら)



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