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熱波の押し寄せた、最近の夕飯事情 with'80(pastか)

…毎日本当に暑かった(過去形で言ってしまっていいのかアレであるが…)
暑いと、若く健康でも食欲がなくなる(人もいる)ものですが、80過ぎの人間の食事を作る自分としては、日ごろから抑えた感じの食欲が、ますます抑えられるのを回避すべく悩みました。

基本的に「なんでもいい」としか言われません。しかし、生きている以上『なんでもいい』訳はなく、食べたい物の時は箸が進むし、食べたくない物の時はお茶碗をぐるぐるかき混ぜるように(目の前で)食事をされるわけです。

作る側としては、美味しく食べていただきたい。せっかく作ってるんだし――で、毎日スーパーであれこれ悩んでいたのですが、ある時

『これ、冷たくて美味しい』

との言葉をもらったのを思い出したのですよ。
茄子のお浸し、だったか。あれは、茄子が美味しいとかでなく、素直に冷たい物なら何でも良かったのでは?と気づきました。

試しに、夕食にそうめんを出してみました。ゴマダレと、ネットで見つけた麺つゆにシーチキンを入れたタレで。すると、ものすごく喜ばれて、箸が進む進む。ちょっと多いかな?と思いつつ『揖保乃糸』を二把ゆでたのですが、キレイさっぱりなくなりました。

「素麺(そうめん)」という素材は、小さい頃はよく、夏休みのお昼に母が出してくれました。ただ、夕飯に出てきたことはなかったので、『そうめんはお昼ご飯』と思い込んでました。

勿論、毎日そうめんは無理ですが(主に私が(-_-;))、冷製のポタージュや、お新香、キムチ類。冷やしたぬきに、ざるそば。冷やし中華など、冷たい料理は麺のバリエーションだけでもたくさんあります。

スーパーへ行けば、今まで目に入ってなかったコーナーに、冷やし中華の麺と汁を入れた安いパックだけでなく、細かく切った錦糸卵やハムなんかもたくさん売ってました。

ハムは自分で切るし、卵も半熟を切ればそれなりに恰好がつくのですが、やはり食べ物に様式美(見た目)は大事です。結構食欲にも影響します。

幾つになっても新たな発見があるなーと、何十回となく通ったスーパーの売り場を、最近は浮き浮きと周回している次第です。喜んで食べてもらえる、かつ新しい食材を使うのはとても楽しいです。



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