見出し画像

古道具屋で私を待っていたもの

画像5

歩道にはみ出して並ぶ、物、モノ、もの...

ホコリの様な、樟脳のような、どこかでいつか嗅いだ記憶のあるハーブのような、、

古道具には独特の匂いがあります。

次なる主を待つ道具達と、

一期一会の奇跡みたいな出会いを求める私、、

真剣勝負です!←大げさか!

いえいえ、だって!もしかしたらゴミになっていたかもしれない。。生まれる何十年、何百年前にどこか外国の人が使っていたものかもしれない!!まてまて。。この刺繍は前世で自分が作ったものかもしれない···と、だんだんいつも通りの妄想の暴走が始まったのでこの辺で終了( ¯꒳¯ )ウーム

雑然と積まれている古い木の箱にはナンバリングの焼印があったり

今とは違う書体のどこかの会社で使っていた棚があったり。

‪- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄‬‪- - - - - - - - - - - - - - 

並べられた大きな道具、電気の傘、錆びた鉄、小さな雑貨、気泡の入った歪んた瓶のフタはアルミで、刺繍のされた布、外国の古い切手、本、食器、欠けた琺瑯、手仕事の道具、何に使うか分からないもの、もう、、いっぱい色々!

‪- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄‬‪- - - - - - - - - - - - - - 

そんな中、私を待っていたものは...

店先に並んでいた

プリンタートレイの中の

ものすごい数の活版印刷の活字

そして、えらい時間をかけて中から見つけた


マ レ タ ケ ソ ウ の、活字


印刷技術の進化で

活版印刷はどんどんなくなり

廃業した印刷工場から引き取って来たもの

と、店主さんは言っていました。

フォントの種類も大きさも違う

活字を並べて

印刷物をを作っていた時代

...そう遠い昔の話ではないんですけどね😌

あまりにも早い進化のスピードに

便利になる反面

少し戸惑いも感じたりします。

マレタケ荘のお品物についてるタグは

リネン(麻生地)の端切れを使っています

画像1

そこに

かつては朝に晩に寝ずに活躍していたであろう

活版印刷の活字を

布用インクで一つ一つスタンプして

アイロンして

グルっと捨てミシンして

小さなクロスステッチをして

お品物に合わせた場所に

チクチクと縫い付けています

これも、効率悪いなー😅

と、思いながらもずっと続けてきたこと

そして、続けて行きたいこと

邪魔にならない所に

手縫いで縫い付けてあります

もし気になったら簡単に取れます

かつてどこかの印刷工場で

この活字でたくさんの印刷物が

できたことでしよう

まさか
布に押される日が来るなんて
人生わからんね


と、話しているかも知れません 笑

マレタケ荘のお品物は

古い時代の置き土産のような

ボタンや資材も作品につかっています。

表から見えないタグや

小さなボタンにも目を向けて

活字でスタンプされた文字の声に

耳を傾けてもらえたらうれしいです

そして、ボタンやレース

活字たちが長い時間を旅してきたように

これからは、

手にとってくださったあなたの時間に

よりそって行けたら

シアワセです。

画像3

そうそう。。

活版印刷の、この活字で

壁に珪藻土を塗った時にちょっとイタズラをしました。

画像4

珪藻土が乾く前におうちの小さなオブジェと

活字で マ レ タ ケ ソ ウ をペタリ

画像5

時々、お友達も遊びにきます(*・ᴗ・*)و

よろしければサポートお願いします。頂いたサポートはクリエイターとしての活動に使わせていただきます。