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11. マーチングバンドを立ち上げたいあなたが、それより先にスリークロスのチームを立ち上げたほうが良い3つの理由|鶴巻 敬

鶴巻 敬

「マーチングバンドを立ち上げたい」というあなたに、声を大にして伝えたいこと」

マーチング祭®︎会長 / 鶴巻 敬です。
突然ですが、このNotesを見ているアンテナ高い皆さまなら、MIX3™️(スリークロス)はご存知ですよね!?
2021年に立ち上げて全国4会場で開催した、超小編成マーチングチームの交流戦(インターリーグ)です。
公会堂や舞台などの小さい会場で行うため、没入感やライブ感をとんでもなく味わえます。
今年は7会場で開催を予定しています。
実は「マーチングバンドを立ち上げたい」というあなたに、声を大にして伝えたいことがあります。

「マーチングバンドより先に、スリークロスのチームを立ち上げろ!!!」それはなぜか?
3つの理由があります。

1|人が少なくていい

何と言っても、超少人数というのが魅力の一つ。
多人数の団体が有利、という常識がほぼ無いため、少人数でも演出や技術次第でトップになります。
そんなスリークロスのチームは、たくさんの人数はいりません。
無理をして頭を下げてまでメンバーを増やす必要は無いんです。
昨年のスリークロスは、ソロ(1人)~10数名の団体までいましたが、多くは3~5名くらいでしょうか。
しかも、少人数のチームやソロの出場者が1位になった会場も続出しました。仲間内で気軽に「やろうぜ!」の一言でチームが立ち上がります。

マーチングバンドとして立ち上げるには、人数集めは非常に高いハードルとなりますが、スリークロスのチームで何シーズンかを経験して、その後マーチングバンドになることも十分に可能だと思います。
その方がはるかにハードルが低いのです。

2|期間が短い

スリークロスのシーズンは、3~5月です。
ショウが大体3-4分くらいのことを考えると、そんなに長いシーズンではありません。
練習期間は2週間~1ヶ月もあれば十分ではないでしょうか。
実際に、昨年のスリークロスのチームは、4~5回しか集まらずにショウを仕上げた団体もあったと聞きます。

「マーチングバンドのような長期間の活動は難しいけれども、3〜4ヶ月なら参加できる!」というメンバーも、きっといるでしょう。
「短い期間でショウがつくれる / 経験できる」ということが重要なんです。

3|運営とショウ制作を同時に出来る

(これは異論もあるかもしれませんが…)
マーチングバンドで、
①ショウの制作 / 指導演出の部分
②団自体の運営
は、切り離したほうが良いと思います。

団の運営とショウ制作の両方を同時に行うのは負担が大きすぎる」と考える為です。
(卒業生たちが「もう一度マーチングやろう!」とOBOGバンドを立ち上げるも、運営が上手くいかず、数年で消滅するケースが多いのは、この「負担が大きいこと」が理由であることが多い)

スリークロスチームの規模感なら、ショウ制作と両方を担当してもそれほど負担が大きくありません。
このメリットを活かして、スリークロスからチームづくりを初めて、チームを大きくしていけばいいのです。

まとめ

先に挙げた
1|人が少なくていい
2|活動期間が短い
3|チーム運営とショウ制作を同時に無理なく出来る
の3つの理由から
マーチングバンドをいきなり立ち上げるよりも、スリークロスのチームを立ち上げたほうが良い」
というのが私の提案です。
また、
・マーチングがもっと身近なものなってほしい
・マーチングをもっと手軽に活動できるものにしたい
と考え願って、「MIX3™️|スリークロス」を立ち上げました。

ここから、たくさんのマーチングバンドが育っていくといいなぁ…
願いを込めつつ

_____________________
鶴巻 敬 - Tsurumaki Kei -
宮城県出身
2001-08とみやマーチングエコーズに所属。
有志で東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会を設立し、事務局長を務め「東北マーチング・バトン界を盛り上げよう!」と各種イベントを開催している。マーチング祭にも立ち上げから参画している。
- 宮城県マーチングバンド協会理事
- 日本マーチングバンド協会準公認指導員
- 東北マーチング・バトントワーリング活性化実行委員会 事務局長
- マーチング祭組織委員会 会長
Mail:krkntsurumaki4@gmail.com

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