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あの日、先生に言えなかったこと

実家の近くに図書館があった。歩いて1~2分の距離。小学生のころ、夏休みには宿題を持って毎日のように通っていたものだ。

大学1年の夏休み、久しぶりに図書館に立ち寄ると、高校時代の先生とばったり会った。英語の先生だ。担任ではないけれど3年間教わっていた。それほど懇意にしていたわけではないが、話したことはある。

懐かしくて思わず声をかけた。

先生も「おお、元気か」と、あれこれ話してくださった。大学生活はどうか。一緒の大学に行った友人たちは元気か。友達とは楽しくやっているか。

いろいろと話している間に、私の目に涙が溜まってきた…。


それを見て、さらに親身に話してくださる先生。困ったことがあればいつでも学校にきていいよ。いくらでも話を聞くから。

先生ありがとう。

本当にありがとう。

親身になっていろいろと話してくださった先生に、本当に感謝しています。




でも、ごめんなさい。あの日、先生には言えなかったんです。

わたし、昨日からコンタクトレンズ付け始めたところなの。
目が痛いので帰りたいです…。

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