見出し画像

2024J2第20節 仙台VS長崎 振り返り

前節の振り返り


はじめに

前節は甲府相手に素晴らしいビルドアップから先制するも、小出の個人的なミスから同点に追い付かれてそのままドローに終わった仙台。
今節からは後期に入ります。その初戦は絶好調長崎とのホーム戦です。長崎は前期は第2節で仙台に喫してしまった1敗のみで乗り切ったそうで、リーグ2位と自動昇格圏につけます。ですから、長崎にダブルを喰らわせる権利があるのは仙台だけなわけで、ここで勝てれば仙台も自動昇格圏を目指す権利を得られるというものです。
前半戦は予想以上の躍進に成功した仙台、ここまできたら後半戦は更なる快進撃で昇格ロードを突き進みましょう!

メンバー

☆仙台

スタメンは前節と同じメンバー。
ベンチも鎌田から有田への変更のみとなりました

★長崎

右SBはモヨがベンチ外で増山が右WGから下げて配置。その右WGにはギリェルメが入りました。
ベンチは新井・澤田に代わって、白井・名倉・中村が入りました。

得点経過

前半15分 長崎先制 エジガルジュニオ
後半10分 仙台同点 郷家友太
後半48分 仙台逆転 松下佳貴
後半51分 長崎同点 ファンマデルガド

先制は長崎。右サイドから突破してきたギリェルメのクロスが小出の手に当たってしまいPK。これは私も目の前で見ていたので抗議する気一切ないです。普通に当たってました。
エジガルが冷静に林の逆を突いてゲット。

仙台は後半立ち上がりから良い時間帯を作り、10分でこれを結実。小出のインターセプトが長澤に繋がり、右へ展開。情滋のクロスはニアに入ってきた郷家にピタリ。この間僅か7秒!しっかり良いコースへ流し込んで同点に追い付きました!映像ねぇのかよ!

そして逆転ゴールは林のゴールキックから。仁斗が落とした先に並走していた有田が!有田はルーキーらしからぬ冷静なマイナス折り返し、仁斗のフリックが入ってペナアーク辺りで振り抜いたのは佳貴!GKが動けないコースへ流し込み、熱狂仙スタ劇場!!私も興奮しすぎて何が何だか覚えておりません。

勝った!と思ったのに、ラストプレーで執念を見せる長崎。中村のテクニックとガッツ、ファンマの決定力…。

試合を観ての感想

余裕を持ってゲームを進める長崎、攻撃への切替がイマイチ遅い仙台

10分で幸運にもPKで先制出来た長崎は、外国人が前線に3人いるにも関わらず無理に仕掛ける事はせず、仙台の出方を見ながら落ち着いてゲームを進めているように見えました。
対する仙台は早く追い付きたいものの、まずは2失点しない方にも重きを置いていたでしょうか。その分、奪った後の攻撃において情滋は裏を取りにランニングして素早く押し込む事に成功しますが、後方の選手がなかなか押し上げる事が出来ず、クロスを上げても少人数とか、長崎の帰陣より遅れて攻撃に参戦とか、なかなか長崎を脅かす攻撃が出来なかったように見えました。

後半は意を決した仙台。前への姿勢で主導権を完全に握る

仙台としては追い付きたい、長崎はリードしているので無理しない。仙台は抑えるとこは抑えながらリスク管理はしつつ、長澤を中心に急ぎ過ぎず押し込んでからの攻撃で、主導権を握り返しました。
相手を自陣に押し込んでおく事で跳ね返しのセカンドボールを拾い続けて2次攻撃3次攻撃。攻撃の時間を長くするための方策として、仙台が今季かなり伸ばしてきている部分です。この、J2で今一番勢いのある相手に後半はかなり数のチャンスを作り、攻撃の時間を長くし、最後に逆転まで出来ました。

後半だけなら長崎が期待0.9くらい、仙台は1.5くらいでしょうか。

総評

いや~~J1の試合と言ってもおかしくないクオリティだったのではないでしょうか。両軍の駆け引きや戦術、ワクワク度、試合展開、監督の采配……かなり見ていて面白かったです。
確かに悔しかったですが、同時に長崎相手にここまでやれたという手応えも掴んだはずです。試合展開の面白さもあり、ドローだったのに「良い物観たな~」と清々しい気持ちになっていました。
前半こそちょっと気後れしてしまいましたが、後半のあの覚悟を決めたような押し込み。リスク管理を怠らずに攻撃をし続けて、ATに逆転に成功。そしてラストプレーでの落胆。成功体験と大失敗を一度に経験出来るなんて贅沢すぎますな。後半戦残り18試合、仙台が更に進化するんだろうと思うと、ワクワクが止まりません。少なくとも6位以内は堅いかなと、今のうちに言っておきます。

次節に向けて

さぁ次節はダービー第2ラウンドです。舞台は天童に移ります。
私は前期勝ったとか、今順位がかなり上にいるとか、そんなの今回は関係無いと思っています。郷家もSNSで言っていましたが、昨年の屈辱……。いや、屈辱なんて言葉では片付けられないくらい情けない思いをしたあの場所で、今こそやり返す時です。今度はあいつらに、それも去年の仙台の何十倍何百倍もの辛い想いをさせてやりますよ。
それに付随して、私のもう1つの野望『ナベさんの解放』です。ナベさんが山形なんて、あまりにも志が低い。あんな街で何をどうするのか?と。山形なんかにいないで、もっと別のクラブで良いサッカーを展開してほしい。私は本気でそう思っています。ですからナベさんのためにナベさんを解任させる!その大チャンスがやってきました。

この2つの思いを持って天童へ戦いに向かいます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?