新年のご挨拶と1年かけて見つけたこと
令和3年を振り返り、新年を思う
令和3年は革新と前進を望んだのに
令和3年に見つけた大切なこと
令和4年は・・・。
令和3年を振り返り、新年を思う
新年あけましておめでとうございます。
新しい年をこうして迎えることが出来ていることに感謝しています。
いつものように我が家は静かに年を越し、
バタバタと新年を迎えました。
昨年11月にこれでもか!!と言うくらいいろんなところへお参りし、貴重な体験をさせてもらえたので、新年を迎えたからと言っていそいそと初詣に行くこともせず、ただただ、ゆっくりとゆったりと、時間を堪能しています。
「時間ができたら、○○しよう。」とか
「落ち着いたら、××しよう。」と思うことの正反対。
「今、できることなら 今やっておこう!」って思って行動すること。
「機が熟す」というのは、若くてこの先の方が長い人が考えることで
私のように先がどんどん減っていく身のものは
「明日死ぬかもしれないから、出来る時にやっておこう。」と思うのだ。
いろんなところへのお参りも行っているからわかるけど
足腰強くないとお参りできないよ。
年とってから行こうって思っていて、
「さて、行こうかな~?」
って思った時には、「膝痛い」だの、「腰痛い」だの言って
結局ほとんど自分の足でお参りできなくなるのだよな~
(もちろん、個人差ありですし、これからはバリアフリーが整って車いすとかでもお参りできたり、VRでお参り体験できるようになるのだろうけど、五感で感じることは出来なくなるのだな~。)
と言うことで、去年の感謝と新年を迎えられたことに感謝して昨年を振り返ることにします。
令和3年は革新と前進を望んだはずなのに
令和3年の幕開けは、正にひっちゃかめっちゃかでした。
新しい環境や事業を求めて奈良県五條市大塔町へ移り住んだはずなのに、
結果的には、一年経ってまた大阪市民に舞い戻りました。
予定していたことは中止となり、落胆の日々でした。
新しい人生の船出を夢見て、色々断捨離して決意したのに、
結果的には思い描いていたことは泡のように消えて無くなっていました。
そんな過酷な毎日を過ごしていたのに、「泣きっ面にハチ」のようにしっぺ返しを食らったり、裏切られたり、利用されたり・・・。
ただでさえ人は苦手なのに、益々人間不信となりつつありました。
けれど、そんなことがあったから、もがいて「藁」をつかんだのかもしれません。崖っぷちに立たないと、そこから逃れられる方法を見つけ出そうとは思わないし、行動にも移さないからどんなことも必然なのでしょうね。
令和3年に見つけた大切なこと
停滞してもがいていた一年だったからこそ見つけたものも沢山あった。
自分にとってのライフワークは何なのか?
子どもが学び、育つ上で、私自身の人生において、そして地球にとって究極に大切なことがどんなことなのか?
奈良県五條市にある限界集落に縁をつないでいただいた。
「村」というのがぴったりで、上下水道もなく、生物の多様性を受容しなければ生きていけない場所。
森の斜面にあり、平らな土地はわずか。
村民は93歳のおばあちゃんが一人。
そんな「村」に私のようなものを受け入れてもらった。
「村」で会う人は、みんなよそのものの私を優しく受け入れてくれた。
「私」を受け入れてくれたというよりは、私が連れて行く「子どもたち」を受け入れてくれたのだと思う。
上下水道が通ってないという生活を知りませんでした。
下水道が通っていないのは、経験済みでしたけれど。
水がどんなに大切か?を身をもって学びます。
ひとつの家事ごとが普段の2倍も3倍も時間と手間がかかります。
寒さも半端ないので、灯油ストーブの灯油がすぐ無くなっていきます。
囲炉裏や薪ストーブとなったら、冬の間に使う薪をたくさん用意しておかなければなりません。
それでも、悪いことばかりではなく、世の中で叫ばれている「持続可能な生活」に近い所にいるのだと痛感した。
生ごみは、動物たちが食べてくれるし、水は大切に使うし、出来るだけ水を汚染しないように気を遣う。
毎日、雪かきをして、体力維持できる。
スマホは圏外なのでデジタルデトックスできる。
「スマホ脳」になっている子や人にはもってこいの場所。
全く雑音がない。聞こえるのは湧き水が蛇口から流れている音
そして、鳥や獣の声。
大雪の時は、屋根から雪が落ちるドスンという音。
面倒で、不便で、思い通りにならない環境。
それでも、「ほんもの」に囲まれる環境は「ほんものを学ぶ」のに、「知的好奇心をかきたてられる」のにもってこいの環境だ。
ついでに、湧き水は髪の毛や肌にとても良い。
毎日、沢山歩きました。
どれも、人が生きるのに大切なことであるのは間違いなく
子どもたちが知っていると 経験していると
彼らの未来を大きく拓くであろうことを確信しました。
令和4年は・・・
そして、今年は、令和3年に発酵させていたことを少しずつ進めていこうと思う。
子どもたちがこのコロナ禍でも健やかに育ち、強さを携えて社会と繋がることができる未来を拓くための環境づくり。
子育てがしづらい社会の中で、お母さんが孤立せず、親として学び、育つ機会を提供しながら、リトリートできる「村」で自分らしさを取り戻すことが出来るように。
子どもたちと関わる教育者、支援者など全ての人が子どもの育み方を学ぶ場所を作ること。
もちろん、私自身が今年も自分らしくワクワクしながら過ごすことができる一年にするのは言わずもがなですが。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
個性といういろんな色がいろんな形で彩っていく美しい社会の実現を目指し 活動しています。 どうか応援、サポートお願いします。 今は、奈良の限界集落の地域おこし、オルターナティブスクールの創設、 組織内のダイバーシティ化推進を目標にがむしゃらに頑張っています!