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こだわりのソーシャルビジネス<地域おこし>生き物と昔話

 先日廃校に備品整理に行った際、
学校の玄関先に画像の綺麗な鳥の死骸を見つけた。
余りに、きれいな姿なので写真に収め、
職場の地元の方々に尋ね歩きました。

1人の方がちょうど、鳥と人の関わりを村の昔話として言い伝えられていると書かれてある資料を見せてくれました。
そして、そこにちょうどこの綺麗な鳥 通称「みずひょろ」
鳥名「アカショウビン」のお話が書かれてありました。

大峰山系を水源とする舟ノ川など、村の中には山間を流れ下る清らかな渓流が幾本もあり、カワセミやヤマセミ、アカショウビンなどの美しい水鳥がいました。

このお話は、赤い姿が印象的なアカショウビンのお話だと思われます。

みずひょろひょろっていう鳥、真っ赤な鳥がおりますの。
そのみずひょろの親が死に病になって
「水が飲みたい」「水を汲んできてくれ」っていうんやけど、
子どもは、「赤い着物着せてくれなんだら行かん」言うてね。
しゃあないから赤い着物着せて行かしたら、川の水に映った自分に見惚れてね、うれしいもんやから、あっち向いたり、こっちむいたりして
親のこと忘れてしもうて、なかなか帰らなんだんや。

そうして、帰ってみたら、
もう親が死んでしもうとったんですわ。
それで、「みずひょろひょろ・・・」って鳴きながら
川の上を飛びますのや。
水がほしいってことですやろな。

そやから、人に頼まれたら、自分のことほっといてでも
先にせなかんってよう言われましたわ。
忘れてたら、みずひょろひょろみたいやってね・・。


なんとも可哀想なお話やけど、
身近な生き物はこんな風に物語として伝えられてきたんですよね。
貴重な鳥に出会えてうれしかったです。
本当なら生きた姿を見たかったけれど、
また、そんな機会もあるのかな・・・と
村の生活を楽しみにしています。

サポートしている子どもたち、みんなに
写真見せながらお話した今日でした。

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