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ヒトは運動プログラムと結果の差異を調整することで、運動を上達させる




note記事をご視聴いただきありがとうございます🙇‍♂️
この記事では、
10/30の運動学習に関するオンラインセミナーに向けた
プレ講座的な立ち位置で
運動学習に関する情報をお届けいたします🙋‍♂️


セミナーの紹介

10月30日(日曜)21:00ー22:30に
オンライン形式で
運動学習のセミナー
「脳から読み解く運動学習の最先端〜『失敗』が学びへの近道?〜」
を開催いたします🙌

講師:井澤淳 博士(工学)
(筑波大学 システム情報系 准教授)

詳細は、こちらのnote記事をご覧ください↓↓


訓練の時間を長くすれば、運動を学習するのか?

新しい運動を学習したり
ある動作の精度を高めたりするときに
単純に訓練(練習)時間に応じてパフォーマンスはよくなるのか?
について考えていきたいと思います。

この問題は、古くから考えられていて…
こういうデータも示されています。

このデータは
訓練の時間に応じてパフォーマンスも高まることを示すものです。
特に左側の図では、
葉巻を巻く仕事に従事した時間と
葉巻を巻くスピードとの間に関係がある
ことを示しています。
ただ、運動では訓練(練習)の時間に応
じてパフォーマンスも高くなる…
というわけではないですよね🤔

同じように練習を始めても
すぐにできる人
なかなかできない人
がいて、学習スピードは人それぞれです。

つまり、どれだけ長く訓練(練習)するかということと同じくらい
どのような方法・手順で訓練(練習)するか
ということも重要なポイントになると言えます👍


運動が上達するプロセルとは?

ヒトが運動を上達させるプロセスを
わかりやすく、ざっくりと説明すると
下の図のようになります。

課題(5m先の目標にボールを投げる)に対して、
運動プログラムを実行させてみて
その運動の結果との差異フィードバックをえることで
運動プログラムを修正
していきます。

もっと具体的に説明すると…
目標にボールを投げて、0.5m遠くの投げてしまったら
もう少し手前に投げてみよう
と調整して
その次に投げてみたら
0.3m手前に投げてしまって
さらに運動プログラムを修正
して…
このようなプロセスを辿ると考えられます。

わたしたちは、日常的にこのような
フィードバックと運動プログラムの修正を繰り返しながら
運動を学習しており、
これはスポーツの時にも同じだと考えられます🤔


新規の運動に対する問題

ただ、スポーツの場合は上記のようにシンプルな構造ではありません。
もっとも難しいのは、課題が常に変化するということです。
例えば
サッカーのフリーキックにしても
「ゴールを狙う」という目標は共通していても
ゴールまでの距離・角度・相手選手の立ち位置などは、多様なので
つねに新規の課題を要求されていることになります。

そのように考えると、
新しい課題でも対応できるように、多様な情報を練習の段階で入れておく必要があります。
そういった意味でも、多様な練習課題をどのように配置して
練習を設計するのか、というのは重要なポイントですね🙋‍♂️


セミナーの情報

セミナーは、
10月30日(日曜)21:00ー22:30
オンライン開催(Zoomミーティング)

で行われます。

リアルタイムで参加できない方もご安心ください。
セミナー終了後すぐに、アーカイブ動画を配信いたしますので、
後日視聴も可能です。

参加費用は、2,980円(税込)です。
「本を買う感覚で、本よりリアルな学びを」をモットーとして
オンラインセミナーをお届けします。

ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております🙇‍♂️🙇‍♂️

お申し込みはこちらから↓↓


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