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市民ランナー高速化プロジェクトとは?(九鬼)

短距離コーチ・ストレングスコーチが、走り方教室やトレーニング教室を開くと、市民ランナーでいっぱい。
「走る」専門知識をもったトレーナーや治療家が、市民ランナーから絶大な支持を得る。

僕らが考える未来はこんな感じ。

市民ランナーをもっと知ってほしい

市民ランナーの人って、本当にストイックなんですよね。トップレベルの選手と比べても遜色ないくらいに。もちろん競技レベルに差はあります。だけど、そこにかける熱意はすごく強くて、素敵だなーと純粋に思えるくらい。

でも、周りのサポートや正しい情報が少ない分、頑張りすぎちゃうことも多々あるらしく。それが積もって怪我をして、焦って頑張って、悪化して。外村さんによると、こんな悪循環にあるひとも珍しくないそうです。これは、竹澤さんの現役時代の経験でもあったらしく、トップレベルの選手でも、やっぱり最後は怪我との戦いだったんですね。

そうすると、走行距離を稼いで記録を伸ばす、という発想にはある程度限界があります。記録が伸びれば伸びるほど、記録の頭打ちと怪我の問題が立ちはだかります。そうなったとき、あるいはならないために、最近ではランニングエコノミー(走の経済性)を改善する、ということが流行っています。簡単に言えば、フィジカルを鍛えて、いいフォームで走って、疲れにくくなろう、ということです。しかし、次の問題があって、「どうすればいいの?」ということです。

「走る」ことに特化した専門家たち

ここで、一旦、話の目線を変えてみますね。

短距離・跳躍のことを指導するコーチは、少なからずいます。ストレングスコーチはもっといます。僕が知っている彼らのイメージは、一言で表すと「オタク」です。四六時中、走ることやトレーニングのことを考えたり勉強したりしています。それが楽しいんですよね。彼らは、自分たちの競技経験+コーチングの勉強+学術的な勉強etcと、高い専門性を持った人材です。

しかし、そんなコーチに対する指導の需要が少ないのは現状。素晴らしいものをもって、活動しているのに、あまり知られていない、機会が少ない。

また、「走る」ことに詳しい、トレーナーや治療家の人も、必ずしも競技に集中している人をサポートできているとは限らない。

市民ランナーと専門家をマッチング

と、いうことで。

そんな両方の人たちを、うまくマッチングさせたい。ランニングブームが大きくやってきて、少し落ち着いた昨今。もっとランニングブームを盛り上げて、ランナーが思い描くような記録を出して、HAPPYになれるように。そして、短距離のコーチやトレーナーなど、高い専門性を持ったプロたちがより多くの市民ランナーと関われるように。

市民ランナーが、短距離やストレングスコーチのトレーニングを取り入れて、「走る」専門のトレーナーや治療家のケアを受けながら、もっともっと市民ランナーがベストを更新できるようになってほしい。

それを目指して、情報発信や活動をしていきたいと思います。

そうやって、市民ランナーの意識というか、常識を変えられて、交流できる流れを作れれば、市民ランナーのことをもっとみんなが知れると思うんです。

市民ランナーは、ダイエットのために走ってんじゃない。やつらは、「ガチ」で、「クール」なんだと、もっと多くの人が思うはず。

メキシコで知り合った市民ランナーは、高地で400mのインターバルをやって、酸欠になってる。吐きそうになってた。かっこいいやん!クールやん!と僕が思えたように、みんなも見る目が変わるはず。

大きな視点からしたら小さいことかもしれないけど、僕たちができるのはこんなところかなと思っています。

僕自身は、短距離・スプリントのことをずっとやってきて、少しだけれど勉強もしたし、死ぬ気でトレーニングしたし、コーチングにも取り組んでいます。自分がやってきたことというよりは、短距離・スプリントに誇りを持っています。短距離・スプリントは、他の分野の人たちも必要としていて、多くの人の役に立てると思っています。そう思っている同志は少なくないはず!これは、ストレングストレーナーも同じかと。そう思って、他種目の選手に指導しています。

市民ランナーに使ってもらうには、やっぱり、僕たちの良さを知ってもらって、「僕らって、こんな風に使えまっせー」とアピールすることが大切です。「走ること知ってるトレーナーや治療家は、ええ施術しまっせー」と。

具体的に、どうすんねん!

そこで、市民ランナー高速化プロジェクトでは、

ランニング前のフィジカルトレーニングで、ケガを予防する、フォームを変える、ランニングエコノミーを改善する、そして自己ベストの更新をサポートする

ことを提案したいと思います。この10分間のトレーニングで、一人一人の課題に応じたアプローチを展開することができます。図で表すと、こんな感じ↓↓

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しかし、長距離の練習では、ウォーミングアップ→ランメニューという単調な内容になりがちだそうです。たとえ、メインのランメニュー前にドリルや体幹トレーニングををしようとしても、「どうすればいいのか分からない」とか、「走りにどうつながらるのか分からない」というのが現状だと思います。

そこで、専門家の登場。この10分間のトレーニングに関しては、専門家のアドバイスが重宝されます。市民ランナー、一人一人の要望に沿って、アプローチを提案してくれて、それを一つ一つ試していく。トップアスリートが取り組んでいるプロジェクト型のように、市民ランナーを中心にして、多様な専門家がサポートする。

こうなるために、みんなで、流れを作っていければなー、と考えています何より、僕らには、竹澤健介がいますし💪、勢いはもってるはず!

今後の発信もフォローしてくれると嬉しいです🙏

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