九鬼の記事vol.44(2020.10.10)
0.今週の記事のレビュー
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「今週の記事のレビュー」では、本記事を簡単にまとめています。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1️⃣今週の学び:今週の学びは「特異性の原理」。
2️⃣今週の陸上部・巧のトレーニング:上り坂走で期待されるトレーニング効果について
3️⃣今週のオススメ論文:今週の論文は、「アイソメトリックな中殿筋の筋力とランニング中の前額面状における骨盤の動き」
4️⃣時事ネタ・記事の紹介とコメント:
5️⃣Q&A:
1.今週の学び
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「今週の学び」では、今週のできごとから九鬼が感じたことについて述べています。主にトレーニング・コーチングの現場での気づきを発信したいと思います。
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今週の学びは、「・・・いろいろ」です。苦笑
先週から、母校である京都教育大学での非常勤授業がスタートしました。
在籍期間は筑波大学の方が長かったですが、やはり学部生の時の思い出というのも、やはり格別ですね🤔
大学構内を歩いていると、いろんなことが思い出されて...いい時間になりそうです😃
さて、その授業で使うスライドから話をスタートしたいと思います。
授業は、トレーニング論、を担当します。
陸上競技に限らず、全般的なトレーニングに関する授業を展開していきます💪
そして、第2回目の授業では、トレーニングの原理・原則について。
このスライドは、トレーニングにおける特異性の原理について説明をします。
大まかにいうと、ベンチプレスをしても、脚の筋力は高まらない、ということです。当たり前なんだけど、原理の説明なので...
そして、もう少し詳細に説明があって。
グラフは、異なる膝関節で筋力トレーニングをした時(屈曲位 vs 伸展位)、トレーニングをした角度の周辺、近しい角度でのトレーニング効果が得られる、ということを示したグラフです。
一方で、スクワットの増加量を見てみると。
屈曲位でのトレーニングの方が12kgの増加に対して、伸展位でのトレーニングは約7kgの増加でした。🤔
この話が、今週紹介する論文に派生していきます。(最後に動画で説明があります)
今回紹介する論文は、中殿筋の筋力とランニング中の骨盤ドロップの話です。
股関節の外転筋群である中殿筋の筋力(の低下)が、ランニング中の下肢のケガと関係している、というのは古くから言われています。
そして、下肢のケガのリスクとなるのが、ランニング中の骨盤のドロップ。
支持脚側の股関節が外転トルクを発揮することによって、遊脚側の骨盤が下がらないようになります。
そうすると、骨盤の挙上を起こす中殿筋の筋力と、ランニング中の骨盤ドロップに関係が見られるはずだ!
というのが論文のスタートになっています。
しかし、中殿筋の筋力測定の方法に問題があるような...
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