見っけたもん勝ち

映画を観るたびによぎる言葉がある。

いいところを１つ必ず見つける。
見つからないときは「あのトイレはよかったですねえ」と、どこでもいい、
褒めるところを探す。

いまは亡き映画評論家の淀川長治さんのことばだ。
インタビューだったか対談集だったと思う。聞き手が「トイレ」と笑って応じていた。
最近は本を読むときでも一日を振りかえるときでも思い出す。

いいことを１つでも見つけたもん勝ちだ。
３個も見つかった日には表彰もんなのだ。

このことばを知ったひとが、今日も一日やすらかに過ごせますように。

ろうそくを砂で固定した灯明