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人は1日で死ぬ。

今日読み始めた本にこんなことが書いてあった。


「人は1日で死ぬ」


何てショッキングな言葉なんだろう。


でも本を読んでいくと

それは悲しくて暗い意味ではなく、


「人は1日で生まれ変わる」


という意味であることが分かった。


何故かって、


人は何もかも忘れる。


その時の辛さや悲しさ嬉しさ驚き感動思い出

何もかも

そのうち忘れてしまう。


だから毎日新しい人として生きていく。


それって良いのかな?


いや、悪い気もする。



でも忘れたほうが良いことを覚えてたりする。



例えば、昔付き合ってた彼のこと。

あの時一緒に行ったカフェで食べたパンケーキ

おいしかったな。

一緒に桜を見に行った時、

自分が楽しくなさそうにしてて喧嘩したな。

誕生日にオレンジ色の花束くれたっけ。



あとは例えば家族のこと。

あの日、お父さんと大喧嘩して大泣きして

部屋で一人枕投げしてたな。

弟が大事に取ってあったプリン食べちゃったわ。

お母さんのニット、何も言わずに着たら

どこかに引っ掛けて穴開いた。



あ、そうか。


「思い出」って思い出すから、

思い出っていうんだね。


全部思い出すことは難しいけど、

きっと自分にとって必要なことは思い出せる気がする。


もちろん忘れたいこと覚えてたりするけど。



きっと私はそうやって色々なことを経験して

毎日生まれ変わって、

毎日新しい人になって、

今まで感じたこと起きたこと

沢山忘れちゃうんだ。

(ただのバカみたい。笑)



でも、いいや。


また思い出したくなったら、思い出そう。


思い出せることを思い出そう。


そして、躊躇なく思いっきりその思い出を懐かしもう。


ということは、



私は明日になったら、

今日の私はもう死んでる。


きっと明日はまた新しい自分なんだ。


今日のこときっと全部忘れて。



「明日はどんな自分なんだろ?」


そう考えるのも、悪くないね。


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