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人生で一番変わったこと〜猫嫌いがねこと暮らす#2

ねこが大嫌いだった私。
抱くことはもちろん、触ることもできませんでした。
そんな私がねこを家族に迎えてこの夏で8年が過ぎました。
私が猫と出会ったときの様子はこちら。

https://note.com/maple330/n/n4463f7661869

☆☆☆

とりあえず残っていた2匹のねこをお隣と一匹ずつ分けることにした。
うちには犬が2頭いるという理由で、「飼い主が見つかるまで」という条件でかかりつけの動物病院に預かってもらうことになった。
キジトラだと思っていたこの子はさびとらの女の子。
「一番人気のない柄なんだよね。」と先生。
まじか⁇
このねこちゃん、兄妹のように運命的な出会いはあるのだろうか?
あってほしい!
絶対ある‼︎

そう心の中で叫びながら、
知り合いに紹介してもらったねこ雑貨屋さんに里親募集のチラシを持っていく。
ネットでねこカフェを探して保護してもらえないか調べたり、動物病院のホームページにも里親募集の記事を出してもらった。

時々動物病院にも様子を見に行った。
同じ頃にお預かりになったサバトラ君とケージ越しに仲良くなったらしい。
「ねこちゃん、はやくいい飼い主さんが見つかるといいね。」
そういって動物病院を後にしたものだった。

でも
一週間たっても十日たっても飼いたいという人は現れなかった。
「やっぱりさびとら人気ないのかな?」
不安になる。

動物病院に預かってもらって二週間ほどたった日曜日の夕方、
この日は夫と一緒に様子を見に行ってみた。
相変わらずお隣のサバトラ君と手を使って楽しそうに遊んでいる。
二匹ともまだまだここにお世話になりそうだ。
「ねこちゃん、はやくいい飼い主さんが見つかるといいね。」と言って部屋を出ようとしたとき、
「ちょっと待って」と先生から呼び止められた。

何かと思って戻ってみると
「このねこちゃん、飼ってみませんか?」と先生。
「??????……先生、ムリ。だってうちに二匹の犬がいること知っているでしょう?」
「あのわんちゃんたちなら、このねこちゃんと仲良くできると思うんです!」
その確信はどこからくるのか?
「それより私はねこが嫌いだし、ねこ用品なんて準備できないし…」
という私に
「大丈夫。暮らしてみると慣れます。必要なものは動物病院で貸してあげられるし、歩いてきているようなので、ねこちゃんだけ連れて行ってもらえたら必要なものはスタッフが車で運びますから!」

☆☆☆

こうしてわさびはうちの子になりました。
「わさび」という名前は、さびとらだったこと。当時私が勤めていたデイサービスの利用者さんで「いわし・かつお・まぐろ」という3匹のねこを飼っている方がいて、同僚が「刺身を食べるのにわさびが必要だから。」と言って私のねこを「わさび」と名付けました。

ねこが大嫌いだった私は、今では指を甘噛みされ、肩やひざに乗られるのは日常茶飯事。「ごはん」「ドアを開けて」「おなかを撫でて」と鳴き声で指図され、「はいはい、わさちゃんどうしたの?」とねこの僕になっているのでした。

 

菩薩様?穏やかです。
猫パンチ
我が家にきた日
メープルと


ねこ雑貨屋さんの奥さんは
「人は変われるのよね。メイモンモさんを変えてくれたわさびちゃん、素敵❣️」と言ってくれました。

そして、私の周りがわさびを通して少しずつ賑やかになっているのはいうまでもありません。

良い飼い主かどうかはわかりませんが
「ねこちゃん、飼い主が見つかってよかったね」

最後まで読んで頂きありがとうございます💕



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