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鹿屋市:丹野さんの講演による反響 #596

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いつもnote記事みていただきありがとうございます。

鹿児島県鹿屋市において、若年性認知症であることを公表し、当事者らの支援活動を展開する宮城県の会社員、丹野智文さんが講演されました。

映画「オレンジランプ」のモデルになった方でもあります。

会では丹野さんがいつも講演でおっしゃっている「できることを奪うのではなく、認知症当事者が決めることを応援してほしい」と呼びかけています。

また、多くの認知症当事者が、携帯電話や財布を持たせてもらえなくなるケースに触れ、「家族の優しさから生まれる対応だが、当事者は外出できず、社会から遮断されて孤立し、心をやんでしまう」と指摘されました。

この話は私も医療機関の先生からも聞きましたが「先生もう一度財布持ちたいんだが、ダメですか?」のような切実な要望もおっしゃられるそうです。

上記の通り家族の優しさから持てないことはあるものの本人が望むことは大きな金額を持ちたいわけではなく、少額でも財布を持って自分で決めて物を購入したいだけなのだと感じています。

講演は、認知症への理解を深めてもらおうと、鹿屋市と地元の社会福祉法人「隣の会」が企画されました。

市長も参加されていたようですが、中西茂市長は「当事者や家族が安心して暮らせる地域づくりのきっかけになってほしい」と話しています。

丹野さんの講演は長年全国で実施されていますが反響はここ最近大きく広がっているように感じます。

聴講した後の次のステージである各地域で何が出来るかを関係者で話し合う場にぜひ繋げて欲しいなと感じました。

最後までみていただきありがとうございました。

39歳で若年性認知症の男性「当事者が決めることを応援して」…鹿児島県で講演

出典 読売新聞

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