naboko

書く事練習中♬ スキしてくれたらがんばれる気がする!

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今も私の中心にある父の言葉

『人間の価値は職業や金じゃない           医者も弁護士も社長も関係ない            みんなただの1人の人間や               大事なのは、人としてどう生きるかや。』 あの頃、私は20歳そこそこで、短大を卒業して地元に戻って来たばかりだった。街角で怪しげな坊主のキャッチに捕まり、気づいたら毛皮を売っていた。  短大卒業後、ほとんどのメンバーが就職か進学をしていた。 しかし、私に就職する気はなかった。大学への編入試験にも落ち、勧められるまま試し

    • 存在感が際立つ時〜宮古島の自販機編〜

      いつも当たり前にそこにある便利なモノ。私達の生活は便利なモノで囲まれている。 暗くなれば、電気を着ける。遠くの誰かと話したければ、スマホで繋がる。外出先で喉が渇いたら、どっかに自販機があるだろう。 でも、無かったら?行けども行けども無かったら? その内喉がカラカラで、このまま脱水症状になるんじゃないかと恐怖まで感じるだろう。進む先に自販機はなく、水を準備してこなかった浅はかな自分を恨むだろう。そして、出発前まで有り難みさえ感じていなかった自販機を渇望する。血眼で探すのだ

      • ハワイで拉致されそうになった話

        これは 私の浄らかな思春期に母と行った忘れられないハワイ旅行のお話です。大人にも言っておきたい。 「知らない人には付いていってはいけません!!」 その2人旅の2年前、我が家はハワイにいた。私以外は。 中学2年生だった私は、断固部活を優先させると1人自宅に残っていた。  ハワイでバカンスか、バスケットコートでドリブルか。 今の私なら迷わずハワイでバカンスだが、思春期とは恐ろしいものである。即決でバスケを選び、家族がいない間、自宅で子どもだけの合宿を決行した。そっちの方

        • アメリカで、タトゥーに入れる漢字を相談された話

          『変な漢字のタトゥー』とでも検索すれば、どんどん出てくるやっちまったなぁー。。という変な漢字のタトゥー画像。 なぜ、それを選んだ!? なぜ、誰も止めなかった!? そう思ってしまうタトゥーを入れている外人さんがけっこういらっしゃる。 そうなってしまった裏には、【漢字】への憧れと、日本語の奥深さがある。 私達が、何気なく使う日本語は、通常使う書き方だけで、カタカナ、ひらがな、漢字と3種類もあり、話し言葉には、敬語、方言、オノマトペ、などがある。  また、同じ読み方で違

        今も私の中心にある父の言葉

          天晴れ!◎重婚!?

          『おっちゃん〜、それはないわぁ〜。。』と思った出来事。 おっちゃんは私の父のお兄さん。昔からまぁまぁ(相当?)やんちゃなお人で、ウチの父は、自分だけはオカンを悲しませたらあかん!とおっちゃんを反面教師に真面目に頑張ってきた。 祖母は元気な頃、私に『この家は代々、長男があかんにゃ。昔滋賀のお城から京都に来た時は、ずーっと川沿いがウチの家のモノやったけど、代々長男が全部無くしてきた。』と言って、私の弟(長男)の事も心配していた。 おっちゃんは、仕事も何をしているのかよく分か

          天晴れ!◎重婚!?

          子どもの頃大好きだった習い事を辞めた理由

          娘の部屋のハンガーラックに ブルー地にレトロな花柄模様のコスチュームがぶら下がっている。一見バレエの衣装のような、だけど長袖のもの。 私がずっと大切に持っていたそれを娘は気に入って、ごっこ遊びで着ている。そして、たまにふざけて弟も着ている。 実はそのコスチュームは、実家で他の衣装と白いスケート靴と一緒に保管していたものでした。 靴は2足あり、一つは傷だらけのシューズでもう一方は、比較的きれいなシューズ。ある日母親から、実家を片付けているからと送られてきました。 このシ

          子どもの頃大好きだった習い事を辞めた理由

          夏休みが終わるのに

          『今年の夏は夏らしい事全然できなかった!夏休みももう終わるのに、友達と一回も遊べなかった。青春がーーー。。』 と長女が嘆いている。彼女は中学2年生。今まさに、青春の真っ只中。 本当だったら、夏休みも毎日部活で汗を流し、友だちと笑い合い、お出かけしたり、青春のアレやコレやで大忙しだったであろう日々。眩し過ぎて乱視の私は目が眩むわ。 それが、突然コロナウィルスのパンデミックで一変した。1円玉の20万分の1の大きさほどしかない100ナノメートルの小さな小さな物体によってだ。

          夏休みが終わるのに

          『おなかすいてへんかあ?』って声が聞こえる

          『なぼちゃん、おなかすいてへんかぁ?』 台所で、大きなヤカンにお番茶が沸いている 背中を向けたまましわがれた声は聞く 食器棚の銀色の四角いカンカンの中には  枯葉みたいなお番茶の葉っぱが ぎっしりと詰まっている 部屋中が香ばしい香りに包まれる 抹茶アイス色した冷蔵庫には いつも食べ物がいっぱい詰まっている ここにくれば いつもおなかいっぱいに満たされる ここは おばあちゃんの家 玄関を出てすぐ右隣はお豆腐屋さん その隣は出前の丼屋さん そして通りの向

          『おなかすいてへんかあ?』って声が聞こえる

          鉛筆とA4ノート

          日記を書き始めたのは 小学校3.4年生頃だったかな 詩を書く宿題から始まって 気づくと毎日寝る前に 思う事を ひたすらに書き綴った それは高校卒業を迎えても続き  A4ノートは 山のようになっていた 進学の為の上京と同時に  見られたくないノートは捨てた 捨てたくなかったけれど 見られるよりは捨てた方が良かったから 日記や詩を書く事は 自分の心を整理し 同時に 自分の心を救う作業だった 誰かに自分の心の内を見せるのが嫌だった頃 鉛筆とA4ノートは

          鉛筆とA4ノート