離任の挨拶メールって悩むよね。ついに産休突入!妊娠とキャリアについて悩んだ。

・私の仕事

私の仕事は簡単にいうと、IT系のプロジェクト管理と言われるものになります。
詳しく話しても大抵、「何度聞いてもわからん」と言われるので、馴染みのない人にはまったく伝わらない職業ですw

ざっくり言うとIT企業でトラブルを抱えているクライアントを助ける仕事です。

(トラブルになる前より、トラブル後にご連絡いただくことが多いです)

クライアントの会社でお仕事をするため、自社に帰ることはほぼありません。

実績が伴わなければすぐに契約終了するというシビアな仕事でもあります。
クライアントと弊社は最初1ヶ月で契約、問題ないと判断されれば、その後3ヶ月ごとの契約、長くて半年契約などの契約期間でご契約いただき、使い物にならないと判断されたり、もしくはプロジェクトが終了となれば、契約満了します。

私は今の会社に入ってから同じクライアントの元で約3年契約をいただいていました。
担当したプロジェクトも3年の間で4つほど担当し、自社よりクライアントのメンバーの方が顔も知っている人が多いのでお客様ではありますが、仲間のような存在です。

そんなこんなで、お客様に愛され3年。
産休前の最後の挨拶をしました。

コロナ禍なので、ほとんどのメンバーが出社せず、1人ずつメールで挨拶しました。それだけで1日が終わりましたw

・離任の挨拶メールって悩みませんか?

それぞれのメンバーとの思い出があり、一斉送信するような淡白な感じでもないんだよなぁと思って、個別にメールしたんですが、あくまでもクライアントなのでどこまで砕けていいのかも匙加減がわからず、テンプレートにならないレベルのメールをしたんです。

そしたら、みんなめちゃめちゃ、自分の文章で温かいメッセージで返してくれました。

多くが、実はまた仕事を頼もうと思っていたよとか、復帰後はまたプロジェクトに関わってほしい他の仕事を作って待っているから、復帰した後に連絡頂戴!といった、私の復帰後も私に担当を望むものでした。

これ以上、嬉しい言葉はありません。

私が妊娠を計画する時に1番悩んだのが、キャリアについてです。

20代の頃から子供は欲しいと思いつつ、私が「経済的にこれではいけない」と思ったのが28歳。紆余曲折あり、今の会社に入ったのが31歳でした。

私の考えにはなってしまいますが、まず自分自身が精神的にも経済的にも自立しなければ、いい恋愛、いい結婚、子供を授かれないと思っていました。

とにかくいい意味でパートナーに期待しない。

将来子供を育てるために、たとえ旦那さんが倒れたとしても、シングルマザーになったとしても、誰にも頼らず自分の経済力だけで、子供を育てられなければ子供を幸せにはできない

今月はいくらしか使えない、お金がない。なんて恥ずかしいことは言いたくない。子供がやりたいことがあれば、それに投資してあげられるだけの経済力を持つ。

そんなことを思ったのが30歳の頃です。

なぜキャリアに悩むことになったのか、少し長いですが私の経歴を話させてください。

・私の経歴

26歳まで芸能界にいた私はまともに社会人をしたことがなく、エクセルすらできない人間でした。家賃は東京で1R、4万4千円の家に住み、同居人はネズミでしたw(人じゃないね)

見てください。使ってた洗濯機です。(とても20代の女の子が使っていたとは思えないですよねw)

画像1

洗濯機置き場が外だったため、いつも雨風に晒されていました。

部屋の写真ありました。

画像2

布団と机を置いたら、床が埋まるくらいの狭さでした。

26歳の引退後、美容関係や結婚アドバイザー職などの業種につきますが、生活水準をあげられるだけのお給料はもらえず、休みもなく、年功序列で出世は見込めない(お給料アップも見込めない)というような会社ばかりでした。ついでに激しいパワハラお客様からのストーカーなどの事件もあり、私は精神的にかなり追い詰められていました。もう、女性ばかりの職場はやめよう…有給なんて使ったもんなら嫌味とイジメしかない。(女性ばかりの職場でも理解あるところはあると思いますが)

疲れ切った私は、パソコン教室でエクセルを少し習ったあと、ひょんなことからIT系事務のお仕事につくことになります。その案件は半年ほどの契約でしたが「君、なんかプロジェクト管理とかできそうだから、リーダーやって」と言われ、初めて世の中にそんな仕事があることを知りました。

ITのことはまったくわからなかったのですが、そこで知識を得て、今の会社に出会うことになります。

31歳の時に「結果をだすから私を雇って欲しい」そう言って今の会社に雇ってもらいました。死に物狂いで働いて今の会社に入ってからは1年で年収を300万円アップさせ、同年代の女性や男性の平均年収より、多い収入になりました。

最初の半年間はご飯も喉を通らない状態。
ご飯の味が涙の味でした。(つまり泣きながら食べてたw)

人より10年遅いキャリアのスタートなんだから、埋め合わせするのに苦しいのは当然です。

自社の上司からはお前はできないやつだと言われ(今思えばたしかにって感じですがw)心が折れるどころか、もはや病んでました。

それを救ってくれたのが、お客様たちです。

自社の上司からしたら「できないやつ」という評価でしたがお客様の評価は真逆でした。
「すごく助かってます。勘がいい。飲み込みが早い。迅速にやってくれる。一生懸命。」いつのまにか、お客様が私の評判をあげてくれて、自社スタッフも私への対応が変わりましたw

そのうち仕事が楽しくなり、周りからは社畜と思われるかもしれないですが、私にとって、仕事とは楽しくて、朝起きてすぐ仕事、寝る寸前まで仕事していても苦ではなく、むしろ、それが息を吸うかの如く自然なことになっていました。

それが私の3年です。

子供を計画する時。
これからのキャリアプランを考えました。
子供を産むということは、それだけブランクを作ることになります。
中には臨月まで働き、3ヶ月で復帰される方もいますが、保育園に預けても子供が熱を出せば迎えに行くなど、子供の免疫力がつくまでは突然のスケジュール変更が出ることになります。私の仕事内容ですと新規の困っているクライアント様の場合、そこまでの理解を得られるかは現時点ではわかりません。

その点を考慮すると、育休をできるだけ長く取ることの方がいいのではないかと私は考えています。

・キャリアに悩んだ

せっかく仕事が楽しくなってきていて、お客様からも支持してもらって、これから、もっと自分を高めて、もっとお給料をもらえるというのに、その流れを一旦リセットするような感覚になりました。

仕事が好きな女性たちはきっと同じようなことで悩むと思います。上場企業のキャリア組の女性ならなおさらだと思います。
私はベンチャー企業ですが、それでもノリにノッてるタイミングを手放すということに少し悩みました。

ただ、女性が妊娠する期間というのは残酷にもタイムリミットがあります。
加齢は止まってはくれないですし、なにより、すぐに子供を授かる保証なんてどこにもない。
でも仕事は自分が頑張ればどんなタイミングでも高めていける。それが叶わない環境なら転職すればいい!と自分に言い聞かせて、キャリアより、妊娠を先にと選びました。

妊娠してからもマタニティブルーがやってきて、「自分が男性ならば、バリバリ働いて、稼いで、こんなこと悩まないんだけどな」と思った時もありましたが「いや、違う。男性は子供を産むことはできない。でも私は仕事だけでなく出産の経験ができるなんて、スペシャリティではないか」
そんなふうに前向きに考えるようにしました。

同時に、会社内の子育てに理解のある風土、子育てしやすい制度を整え、自治体の制度を利用するというのも行っていきたいと思います。

働くママたちは私と同じく、仕事と子育ての両立に悩んでいると思います。仕事に対して責任がある方なら尚更申し訳ないという気持ちがあると思います。ただ、お互い様!自分が頼ることもあれば、頼られることもある。そう思って子育てしていきましょう😀(っていうのを未来の自分に言い聞かせているw)

下記に参考にしたサイトを載せておきますので、ぜひ見てくださいね。

▼子どもが熱を出した!仕事を休むには?使える制度もご紹介

▼子どもが急な発熱! 仕事どうする?


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