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人の「あ!」Momentを創るクリエイティブディレクター佐藤 卓さん

インテリアデザイナーのMaokoです。
私はこの思想・仕事観好きだなと思う方が3名いらっしゃいまして
今日は「かっこいい大人」としてnoteに書いていきたいと思います^^

一人目は、クリエイティブディレクターの佐藤卓さん

知ったきっかけ

私が佐藤さんを知ったのは、実は子どもと一緒に見た、子ども番組でした。
「にほんごであそぼ」と「デザイン あ 」を見たときに
面白い!と単純に思ったのと、なんだこれ!?👀と惹きつけられ 
誰が作っているのだろうかと調べたことがきっかけでした。
子ども扱いをしてない工夫に親の私も見入っています。

デザインに関して心掛けたのは、子どもの感性を意識しながらも、子どもだけを見つめないこと。
「大人が思う“子どもっぽさ”を押し付けるのはやめたい、ということですね。子ども向けにデザインの素材を作らない。デザインでは出来る限りのことをして与えるのが、重要なんじゃないかと考えていました。大人が勝手にイメージする、子どもが好きだろうというものを押し付けているから、子どもたちもそんなものだろうと思ってしまう。価値観が形成される過程で、なぜ大人が押し付けるのか、すごく疑問に思っていましたから。
たとえば日本語の番組だから文字は必ず出て来る、その文字だけでも印象的な番組にするべきでは、と提案しました。今、見ているときに分からなくても、できるだけ質の高いものを与えていく。これがものすごく重要だと思ったので、『文字も作らせてください』とお願いしたんです」

クリエイティブの横軸 縦軸

この大人が思う「子どもっぽさを押し付けない」と「今わからなくてもいいから、本物を与える」という点に感銘を受けました。そして…

大人でも、子どもでも、何か発見したときに見せる喜びに近い「あ!」という表情、感情ほど美しいものはない。

TED

これが私の仕事の原点であったので、佐藤さんがこれを仰っていたことが嬉しく、こっそり自信に繋がっていました。

私は学生の頃3年ほど、コーヒーショップでアルバイトしていました。
紙カップに毎回お客様に合わせて、くまさんを書いてみたり、
メッセージを書いてみたりしていました。いわゆる、しなくても良いことですが、その「落書き」を見つけたときの
お客様の「あっ!♪」という四つ葉のクローバーを見つけたみたいな顔。
誰かにとってのその嬉しい発見の「あ!」の瞬間を創れていることが私にとっては何よりも嬉しいことで
私にとっては仕事をしてよかった…と思う瞬間でした。

そして子育てを通して、
子どもの日々の発見の数、気づきの数にいつも驚いています。
その発見の瞬間を、佐藤さんは「あ!Moment」と呼んでTEDでお話されていました。

大人になるにつれて、「当たり前」になっていくものに対して
これは何だ?これってこうしたらどうなる?という疑問を持ったり
もっと知りたいと興味を持つ娘のこの「あ!Moment」は大変重要な瞬間だなと思います。

娘のおかげで私も「当たり前」の日常の中から再発見し、
人生2回目の発見をしているような日々になっています。

嬉しい「あ!」の瞬間を創っていく仕事がしたいし、
「あ!」を忘れない好奇心旺盛なおばあちゃんになっていきたいな。
佐藤さんのインタビューの動画なんかを見ると、そう純粋に思い直せています。
【つながりの再考 佐藤卓×水野直人】という動画かなりおすすめです。デザインに関わる人は絶対見るべきだと思います。
<前編><後編>に分かれています。

8代目蔵元との対談ですが、理念哲学とは、デザイン、ものづくりの本質、伝統とは、変化とは…といった話が詰め込まれています。

私もまた勝手に対談に参加したかのような気持ちになって観よう。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

では、また次回のnoteで👋🏻



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