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娘のバイオリン教室で涙〜心の傷とエゴとトラウマと愛と〜

先日娘のバイオリン教室の体験に行ってきました。

我が娘、1発目で
大きく綺麗な音を出してくれました♡


先生もとってもびっくりして
「想定外だ、想定外だ」と
喜んでくださいました。

盛り上げ上手な先生です^^



娘天才!教えてくださる先生天才!
(全ての子どもが天才だと思ってます)



でね、娘のバイオリンの音を聞いて
ウルっとしてしまいました。


音楽って感動しますよね。


だけど、それだけじゃないって
すぐに感じました。



”これは何かあるぞ・・・”と思って
ウルウルしながら、心の中を探索。



するとね、私の母への申し訳なさを
ずっと心に留めていたことに気付きました。



「一人生一楽器(いちじんせい・いちがっき)」
とは、オーケストラに所属していた母の言葉です。



「人生の中で、1つだけで良いから
 楽器を共にして生きていきなさい。
 楽器は一生の友人だ」

という意味だそうです。



友人たちとコンサートを開き、
舞台の上で花束を貰っている母の姿を
記憶しています。



ですが、私は全く楽器が弾けません。



小学校の頃ピアノもバイエルを終えられずに辞め、
家にあったバイオリンも公害並の汚い音しか出せず、
学校のリコーダーもヒィヒィ言うほどに出来なかった。



本当は楽器が嫌いでした。

ピアノもすぐに辞めたかった。

学校の音楽の時間も苦痛でした。



そんな私はきっと
「母を落胆させたに違いない」
と思っていました。



だから、母親不幸だとも感じていたようです。



だけど今
孫(私の娘)がバイオリンに触れ、引いている。


そして、
「バイオリン絶対習う〜!」
「明日から通う〜!」と言っている。



それがとても嬉しかったのです。



今回、娘をバイオリン教室に連れてきたのは、
私のエゴなのかもしれない。
トラウマによるものなのかもしれない。



でも、結果として、
娘は新たな楽器の楽しさに触れ
音に感動することができた。



そう捉えると

エゴもトラウマも悪くない。

良し悪しの世界ではない。



かつての私が

楽器がきらいだったという感情も

音楽の時間が苦痛だったということも

良し悪しと判断はつけられない。



ただ、感情を受け止め、

ただ、そこに母からの愛があると感じるだけ。



愛はいつもそばにあります

shika



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