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子供にどのように"離婚"を伝えるか

シングルマザーの離婚時のお悩みTOP10に入るであろうこの問題!


『離婚をどのように子供に説明するか?』
そして、
『どこまで子供に話すか?』


悩みませんか?私はとっても悩んで、かなり考え抜きました。どんな言葉が子供をなるべく傷つけないか?など、たくさん考えました。



同じ様に悩んでいたシンママさんに「私の場合はこうしたよ」とお話ししたら、採用してくださって、「娘さんの反応も良好で、自分自身もスッキリできた!」という報告をしてくれました。


なので、こちらでもシェアさせていただきます。


全国のシンママとプレシンママを応援してます!お役に立てたら嬉しいです。


・子供にわかりやすく

①言葉を選ぶ
②子供の許容量に応じた時間で

①について
まず子供の年齢などによって、話し方・内容は変わっていきます。理解度も子供それぞれなので、子供に合わせて・子供がわかりやすい話し方が良いですね。

例)"離婚"という言葉は、当時3歳だった娘には分かりにくいと思い、
「一緒に住むことをやめた」「結婚をやめた」と表現しました。

「一緒に"暮らす"」だと、「暮らす」の意味が当時の娘はまだ分かっていませんでしたので、「住む」・「同じ家で一緒にいる」という表現にしました。

「結婚」については、まだ分からない言葉だったので、その説明もしました。「結婚は今のこと。一緒に住むこと」とかなり平たく話しました。子供のキャパオーバーにならない言葉を心がけました。

このように、1つ1つ、娘が理解できる単語を選び、補足しながら話しました。


②について
しっかりと聞いて欲しいので、子供の集中力が続いている間だけ話します。子供の注意が他に外れたら、また次の機会に話しました。一つ一つの言葉を大切に伝えたいので、普段の会話より時間がかかりました。
そして、強制的に聞かせる状況をつくることで、引っ越しに嫌なイメージを植え付けることはしたくなかったのです。引っ越しが楽しいものだと思って欲しかったのです。



・子供に誠実に(一番大切なこと)

どんなに小さくても子供は1人の人間!
嘘はつかず、きちんと、誠実に、話しましょう。

そして、本人が質問してきた時が話をする最大のチャンス!

しかし、子供は突然質問してくるので、動揺するかもしれません。
ですが、はぐらかしたり、ごまかしたりは、オススメできません。

突然の質問に答えられる様に、前もって答えを用意しておきましょう。

親子だからこそ、その関係に甘んじることなく、誠実に信頼関係を築いていくことが大切です。



では、我が家の話をさせていただきます。


離婚が成立したのは、娘が3歳になったばかりの頃。
離婚して引っ越す時には、こんなふうに娘に伝えました。


「このおうちにはもう住めないんだ。これからは、ばあばとおばちゃんがいる〇〇県のおうちに住むんだよ。」

「お父さんは一緒に住まないの。ママと2人で行くよ。」

「〇〇県はここだよ」と日本地図を見せたりしました。(日本地図は2歳の頃からパズルなどで触れていました)

そして、お父さんとは一緒に住まないけど、また会えることも伝えました。



・ママのペースで伝える

引っ越しの話をした時には、離婚に関する事は伝えませんでした。理由は以下の3点です。

①少しずつ話した方が3歳の子供が理解しやすいと感じたから
②集中力の問題:3歳児は話が少しでも長くなると聞いてくれないから
私が辛いから!


①②は子供に合わせて話す、ということです。

③について説明いたします。
子どもに話している時って、想いが溢れてくるんです。
それは、やはり苦しい想いがどんどこどんどこ溢れてきます。

母子の幸せのための離婚なんだけど、どこかしらに、子供に対して「ごめんね」の気持ちがあったり…

蓋をしていたい気持ちや、全く気付いていない自分の気持ちが、実際に話をすることで表面化してくるのです。

『言語化する』ということは、とてつもなく労力のかかることです。
しかも離婚前後は、自分が自覚しているよりメンタルギリギリです。

ママ自身が落ち着いて話すことができるペースで話せればOK!
あくまでも1番大切なことは誠実に話すことです。

子供が求めていることを一度に話せない時は、
「今は落ち着いて話せない」ことと
「必ずまたお話しするから待っててね」
と伝えれば大丈夫です!


・ママの伝えたいことを

そして、いよいよ『離婚』についてのカミングアウトを子供にするのですが、
『どこまでの事実を話すか』を悩むかと思います。

結論として、これはママの自由です。


”子どもには聞く権利がある”
だけど
”ママには話さない権利もある”(←これは「隠す」こととは違います)


どこまで話すかどうかは、ママ自身の気持ちに寄り添って考えてみてね。

「離婚」したこと自体を子供に言えないママもいますよね。
それもOKです!どんなあなたもOKなのです。

もし、その場合は、心に何か隠れているかもしれません。
・なんで言いたくないのか?
・なんで言えないのか?
を見つめあげるともっともっと幸せに近づけます。


大好きなママの気持ちを子供はわかろうとしてくれます。
だからママが真剣に考えた答えなら大丈夫。



そして、子供が知りたいことは
「何が原因で離婚したか?」よりも
「ママが今、何を感じているか?」です。

なので、”気持ち”をポイントに話をしていきました。


我が家の場合は、娘が3歳の頃に
「なんでお父さんと暮らさないの?」と聞いてきました。

私「結婚をやめたからだよ」

娘「なんでけっこんやめたの?
  またけっこんする?」

私「もう結婚しないよ。
  お母さんがお父さんに
  たくさん怒られていたの覚えてる?」
(娘の前でも罵声を浴びせられていました)


娘「おぼえてるよ」


私「たくさん怒られちゃって
  お母さんの心が
  苦しくなっちゃったんだよ。
  だからもう一緒にいたくないって思ったの。」


娘「そうなんだ。いまもくるしいの?」


私「いまも苦しくなっちゃうことあるね」
 「でも〇〇ちゃん(娘)と
 一緒にいられて幸せだよ♡」


と、今の気持ちをオブラートに包みながらも正直に話しました。
オブラートに包んだのは、本当は「心が苦しくなっちゃった」レベルではなく、心の底から恨んでましたからね!(今は全く恨んでないですよ^^)
ですが、元夫を恨んでることは、娘に伝える必要はないと思い、オブラートに包みました。


一方的に罵声を浴びせられる私を、当時2歳の娘は見ていました。

離婚の原因って1つではないですよね。

離婚に至った諸々の原因については、夫婦間の問題であったので、子供に説明する必要性を感じませんでした。

なので、娘が知っていることだけで伝えました。




当時は、本当にたくさんたくさん考えました。


・どんな言葉がわかりやすい?
・どこまで話す?
・自分の気持ちがわからない。。。
とグルグルしてました。


他にもたーーーくさん考えることもやることもあるので、「なんで女性ばっかりがこんなに頭使って、手続きも私ばっかりしなきゃいけないんだーー!」と、腹が立っていました。


だけど、全ての工程が自分との向き合い。

1つ1つ丁寧に
1つ1つ越えていくことで
必ず幸せに近づいてます。

ご参考になれば幸いです。
応援してます。


愛を込めて
Shika


 ◇---◇離婚を伝える時のポイント◇---◇
        ・子供にわかりやすく
   ・子供に誠実に(1番大切!)
   ・ママのペースで
   ・ママの伝えたいことを


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