なにものでもない自分
最近わたしは「〜の嫁」などとみなされることが多い。旦那さんはわたしの数倍知名度がある人なので、そうなっても仕方がないのだけれど、すこし寂しい。
そんな寂しさを旦那さんは知っているのかいないのか、わたしのことを話すときは、「奥さん」でも「嫁」でもなく「まおちゃん」と名前で呼んでくれる。その心遣いがすごく嬉しい。
わたしは何者なんだろう、とふと考えることがある。一人の人間で、日本人で、関西在住で、フリーランスでライターをしている既婚者。破天荒な父とポジティブすぎる母の元に産まれ