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2021年について①~複業家教育~

今日から2021年について記します。
昨今、起業家教育という言葉が各所で聴かれるようになりました。

アントレプレナーシップ教育ともいうらしいです。
ちなみに起業家教育は起業家を育てる教育ではなく、起業家的な精神と資質・能力を育む教育です。

よりビジネススキルに特化した教育や、チャレンジマインドを鍛える教育などさまざまですが、個人的に来年は複業家教育を仕掛けていこうかなと思います。

複業家教育の僕なりの定義は
「1つのvisionに向けて人生を持続可能的かつ多角的に経営する資質・能力を育む教育」です。

日本の教育はあまりに「何になるか?」という視点が強すぎる気がします?
日本の中高生に「将来ってどう考える?」って聞いたときに「看護師」とか「学校の先生」とか職業名が一番に出てきて、「なりたい職業ランキング」というものが報道に出てくることがそれを象徴している気がします。

職業はその人自身のそれまでに歩んだ人生における価値観や理想を表す一つの手段でしかない。ただ、今の日本においてはそこが先行してしまいます。

複業家教育はまずは「価値観や理想」から始めます。その人にとって、どんな世界が理想なのか、どんな社会を創りたいか、どんな生き方が理想なのか、ここを鮮明にイメージすることができると自分の生き方に広がりが見えてきます。

そしてはそこから1つだけ選ぶ必要はありません。
いくつでも選べます。

例えば、「子供たちのために生きたい」という人がいたとします。理想から先に考えると、あらゆる角度から考えていくつもの選択肢を複数行えます。

「世界の子供と日本の子供を繋げる仕事」「奨学金の支援を行う仕事」「学習塾を経営して直接的に支援する」などなど、このような選択肢から1つを選んでもいいし、複数事業を行う人になってもいいわけです。

「1つのvisionに対して多角的に経営する」という部分はまさにこれまで述べたとおりです。

そして「持続可能な」という部分に関しては、株でいうところの分散投資の視点に近いところがあります。1つの会社や事業にベットするというのは当たり前のようで非常にリスクが伴います。

会社が倒産したら?
事業失敗したら?
当然収入が0になります。

そして1つに集中するとしたらその分大きく稼ぐ必要があるので時間もかかります。

これでもし複数の雇用先がある。
もしくは複数事業を行っていればどうでしょう。
3つ収入源を持っていれば1つが無くなっても残り2つがあるので0にはなりません。
そして3つに分散しているため1つ1つの事業は小規模なもので良いです。

1つの仕事で30万稼ぐのではなく3つの仕事で10万ずつ稼ぐ図式がより持続可能性が高いのではないかと考えます。

特に転職が当たり前になりつつある中で3つの内1つを変えてもその時点でも収入を得ることができるという点で時代に即しているといえます。

それでは複業家教育をどのように進めていくのか?まずはvisionを形成していく必要があります。

そのためにまずは色々な大人と出逢い「生き方」を知ること。そして町(社会)を直に触れること。そこから感じる楽しさや違和感を言語化していくこと。その最終地点にvisionがあります。

そして企画書やコラボレーションの方法や、市場調査など実践のプロジェクトを通して、持続可能なあり方や多角的な経営を学んでいきます。

そして常に振り返りを通じて次の学びへ繋げていく。

それを阿賀町でも他の仕事でも
このための個別化と協働化の仕組みを創って伴走したい!

そんなことを2021年取り組みたいと思います!

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