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ラーメンは、ツール! 想い出との共存

生涯最初、ラーメンとの出逢いで記憶が残っているのは、小学校低学年。
やはりインスタントラーメンかな。

その当時は、袋麺が主流で母親が作るそのラーメンは、麺がフニャフニャで、時には麺がおかゆの如く柔らだった。

しかし、父が作るインスタント麺は、何かしら創意工夫があったことを覚えている。
美味いか不味いか別として、それには変化があった。

そう、
「ラーメン」っていう「食」は、腹を満たすというヒトの根本の欲と共に「想い出」も付加されている。

そんなラーメンの想い出だが、最初の記憶は、父に連れられ家族で行った"ミスターラーメン" だった。

実家の京都の長岡京市にあるラーメン店だけど、父はある日、「今日はラーメン行こッ」
車に家族を乗せて、その後もたまに連れて行ってくれた。

父の勤める会社の近隣だったようだ。

店に着いて数あるメニューの中から、家族みんなで、好きなものを選んでオーダーする。
具材を炒める、鍋をカツカツ叩く金属音、湯気や熱気、自身が注文したラーメンが調理される気配を感じつつひたすら待つ。

配膳され、私が一口食べると、父が誇らしげに
「どや?美味しいか?」と、問いかける。

もちろん父は、自信あって連れてきているので、笑顔で父が期待する回答を待っている。

その心情を察することもなく、「このラーメン美味しいなぁ」と答えていた事を記憶している。

そんなラーメンとの出逢い。
今思えば、父がラーメンという「食」に興味を持つきっかけを与えてくれたのかと思う。

そもそもの父との想い出は、
無口で、たまにしか遊んでもらえない記憶しかない。

その中でも、ラーメンが関わるウエイトは非常に高く、あの美味いラーメンを子供に伝えてくれた父は偉大な存在だ。

そうして私は今、「父」となり、自分の子供を連れて、ラーメン屋さんで、あの時の父同様、同じ様な行動を繰り返している。

あまり会話をする機会がなかった父だったが、ラーメンを通じて、しっかりと何かしら教えを引き継いでいると感じている。

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