数井_椎

ども。昔、仕事で学習アニメや文化祭典のオープニングのプロデュースを手掛けたことがありま…

数井_椎

ども。昔、仕事で学習アニメや文化祭典のオープニングのプロデュースを手掛けたことがありますが、所詮才能も技術もない素人です。思うに任せて、ショート・ショートや小説、随筆に時々詩等も。 面白きことも無き世を、面白がっていれば、面白いことが、面白いことを連れてやってくると信じています。

マガジン

  • CANDY BOX

    自分の文章に添えた自分撮りの写真たち

  • 日々是”口実”(にちにち これ ”こうじつ”) 壱ノ巻

    通勤電車や通勤途上で見聞きしたものごとから愚にもつかない日々の雑感をまとめてます。(ぴったし1200字練習帳)

  • 不思議夜話第2集

    実際に見た”夢”をほぼ忠実に書いた自作のショートショートの取りまとめ。 何の教訓も笑いもありません。(^-^; 二十四話から表題も作り、ぼちぼち分ける方が良いかなと…

  • Leave Me Alone

    思いつくままに書いた詩や雑文のまとめ集。 形式や分量、テーマに纏まりはない。

  • 不思議夜話(ふしぎやわぁ) 第一集

    実際に見た”夢”をほぼ忠実に書いた自作のショートショートの取りまとめ。 第一夜から二十三夜まで。何の教訓も笑いもありません。(^-^;

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【自己紹介】~自己紹介は苦手~

自己紹介は苦手だ 人生の折り返し点をとうに過ぎても、自身が全く見えていないので、自分がナニモノであるかなど判るはずもない。逆に言えば、自身を疑い足掻いている”今”の姿が紹介すべき自己なんだろう。 ヘテロ男子ですがなにか で、今の性別は「男」。違っていたら、それはそれで豊かな人生だったかも知れないが、残念なことに過去からも男で、恋愛の対象はごく平凡に「女」である。また、ニュートン先生が確立した物理学が揺らいできており、客観的な「時間」などは存在しないそうなので、年齢は不詳とし

    • なつ、そら、くも

      • 秋篠寺散策

        • 7月のなすびは大汗をかくか?!

           父親譲りのせいで、生まれつきの汗かきである。  それも半端がないのでいつの間にか夏が嫌いになった。  早朝に家を出て会社へ行くのだが、7月に入ってから最寄りのバス停までの僅か5分で、身体中からもう汗が吹き出る。バスに乗っても、その先の電車の中でも、エアコンが効いているのにもかかわらず、背中に吹き出した汗が流れてゆくのが判る。が、四半刻ほど経つと、今度は車内の冷気で冷たくなる。これがまた気持ち悪い。  ただ、暑いといってワイシャツだけで外出するのは自殺行為である。ちゃんと下

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        【自己紹介】~自己紹介は苦手~

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          60本
        • 日々是”口実”(にちにち これ ”こうじつ”) 壱ノ巻
          29本
        • 不思議夜話第2集
          3本
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          4本
        • 不思議夜話(ふしぎやわぁ) 第一集
          23本

        記事

          アステロイドロード

          あらすじ 26世紀の初頭、500年を超える人類の宇宙進出と開発、そして抗争の歴史を振り返る中、宇宙空間監視任務にあたる火星連邦軍のウエモト中尉は、人類が進歩や発展を信じる宗教的な信念が幻想を生み出したため起こる、未来に対する人々の期待と現実の落差に思いを巡らす。その時、敵対する地球同盟軍艦艇との間で亡命者トラブルが偶発的に発生する。軍司令部からも遠い宇宙空間で、単独小艦艇で果敢に対応するウエモト中尉とその仲間たち。彼我の火力差が大きい中、彼らはどのようにこの危機的状況を切り抜

          アステロイドロード

          眼鏡って…

           メガネが無いのである。  今朝、遅刻しそうになったので慌てて家を飛び出した。  夜中に降り出した雨は激しさを増し、傘を差していても膝下はずぶ濡れで、立ちこめる靄のせいか10mも視界がない…。  のだ、と思っていた。  バス停に着いてふと気がついた。  メガネが無いのである。  遅刻しそうな中、傘を探すやら防水機能のある靴に履き替えるやらで、下駄箱の上に何気なしに置いたメガネを掛け忘れたのである。遠くが見えにくいのは、靄のせいではなく(もちろん、それもあるが…)、メガネを掛

          眼鏡って…

          不思議夜話26            ◆逃げ場のない火事は恐ろしい…◆

           午後から体育の授業が始まるというので、体操着に着替えて教室を出ると、いつの間にか洞窟の通路を歩いていた。  彫り抜いただけのゴツゴツした岩肌が続き、ヒンヤリとはしているが微妙な湿度空間を学友たちと相前後しながら歩く。暫くすると、2,30人が優に寛げるほどの空間に出た。広さはあるのだが、天井が低くその分圧迫感がある。一部がテーブル状になるように工夫されており、その上にペルシャ絨毯が何枚も重ねて置いてあった。見ず知らずの女性が、その絨毯を一つ一つ捲りながら、 「乾かしているんだ

          不思議夜話26            ◆逃げ場のない火事は恐ろしい…◆

          青空と緑と石垣と…そして道

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          あやめと桜島

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          二曲も歌う自信なし!

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          暑い日差し

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          知覧の黄桜河童?

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          廃線ケーブルカー

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          黄昏時に立つフリーレン

           朝刊の川柳に、黄昏時には孤独を感じるという意味の句が載っていた。そう言えば幼い頃、夕焼けが西の空を染める時間になると、一緒に遊んでいた友達が一人またひとりと家へ帰っていく時の心細さは、夜の闇が忍び寄る怖さと相まって、今思い出しても胸をキュッと締め付ける。  話は変わるが、人気TVアニメ「葬送のフリーレン」が第二期まで終了してしまった。もともと、「週間サンデー」に連載中の人気漫画で、その余勢をかって?アニメ化され、こちらも人気作品となっている。  詳載は避けるが、千年を超える

          黄昏時に立つフリーレン

          桜の樹の下には…

           散り始めた桜を愛でながら川辺りを散歩していると、後ろから急に声を掛けられた。赤く大きくなった太陽が西の空に沈むや否や、天空を覆うコバルト色のマントが一気にその後を追う頃だ。振り返ると長い顎髭を生やした、五尺程の小男が橋の袂に突っ立っている。日が落ちたせいかその姿はぼんやりと浮かぶものの表情までは読み取れない。 「兄さん、時間を止める時計は要らんかね?」 近寄りながら嗄れた声がボソボソと呟いた。 「ストップウォッチの事かね。ほら、最新のスマートウォッチをしているので要らんよ

          桜の樹の下には…