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散り始めた桜を愛でながら川辺りを散歩していると、後ろから急に声を掛けられた。赤く大きく…
「だいじょうぶ」に少し遅れて 感じるあなたの手のぬくもり やがて背中一面に広がって ココロ…
北の息吹が踏みしめて 固く冷たく凍らせた 大地の中の時の匣(はこ) ぐぉん、ぐぉんと鳴り響く …
まるでそれは、 雪の原に顔を出すフキノトウのように、 川面に映る桜の芽の膨らみのように、 …