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ピンク映画のこと・1

ピンク映画とは、成人映画、すなわち18歳未満視聴禁止(R-18)の映画のことである。要するに女優の裸とセックスを見せることを主目的とした映画。

ぼくが初めてピンク映画の脚本を書いたのは1998年くらいだと思う。
エクセスフィルムの「人妻発情期 不倫まみれ」という作品で、監督は工藤雅典さん、主演は小室友里さんだった。

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80年代くらいにAVが登場して以来、ピンク映画の人気・集客数は右肩下がりで、ぼくが初めて関わった98年でも、すでに業界全体に厳しいムードが漂っていたように思う。
当時は国映、新東宝、OP(大蔵)、エクセス(新日本映像)というのが、製作・配給の四天王で、ぼくはエクセスの作品だけを書いていた。
というより、ぼくは工藤雅典監督の脚本だけを書いてきたので、他の会社や、他の監督のことはよく知らない。
いま、ピンク映画館はたぶん日本中に30館程度といったところだろう。廃業する小屋も多いらしいが、それはマーケットの問題のほか、事業継承の問題だったり、小屋が「ハッテン場」になってしまったりという事情のようだ。

2007年に書いた家庭教師もの(自分では全く覚えていないので、タイトルや内容は思い出したら書きます)を最後に、ピンクを書くのは止めていたのが、どういうわけか昨年2018年に再び書くことになってしまった。
それがOP配給「師匠の女将さん いじりいじられ」という作品で、監督はもちろん工藤雅典さん、主演は今をときめく並木塔子さんだ。

ぼくは全く知らなかったけど、予告編がYoutubeに上がっていた。
…本編より面白そうです(笑)。

10年ぶりに戻ってきたピンク映画業界は色々な意味で以前と様変わりしていた。
これからもしばらくはピンクを書いていくと思うので、ここに色々記していきたいと思っている。備忘録として、もちろん映画のプロモーションとして。あと、ちょっとでもピンク映画に興味を持ってもらえたらと思い、書いたシナリオも公開しようと考えています。
よろしくお願いします。

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