見出し画像

モテる男って? 第5章

第五章:アンケートからの分析結果 (定量分析)(年齢による変化)


 本章では、全国各地の女性に行ったアンケートを基に、数値分析をいくつか行った。
 まずは、「恋人にしたい人」の特徴について、20代、30代、40代の各アンケート項目のポイントを平均点で算出して、年代による違いを分析した。
 (”非常に合致する”を7点、”全く合致しない”を1点とした時の平均点)

画像1

 ご覧いただいて分かるように、上位三つは、年代によって全く変わりはなく、“優しい”、“信頼できる”、“思いやりがある”が占める。これは、本調査を通して見つかった重要な三つの特徴で、女性にモテるには、まず大事にすべき要素と言えるだろう。
 次に注目する点としては、“話しやすい“が、歳を経るごとに減っていく。これは、女性もいろいろな経験を踏まえて、様々なタイプの男性と話を出来るようになったり、初対面や、会話が無い時でも話題を提供できるので、重要視しなくなっていっているのかもしれないと考察した。

 また、順位こそ移動するものの、“清潔”という要素の平均点は、年々下がってくる。他の要素との比較ではそれほど変わりはないが、平均点が年齢とともに下がるのは、男性も年齢と共に基本“清潔”にはなってくるから、あるいは、“清潔”というレベルの違いから、20代から、30代、40代と徐々に下がってくるのではないかと考察した。しかし、上位であることには変わりないので、“清潔”であることも重要だと考えられる。

 また、“正直である”は、20代と30代、40代とで差が出ている。20代、30代、40代と徐々に順位は上がるものの、平均点は下がってくる。“正直である“ことは非常に重要で、昨今でも浮気・不倫報道などがマスコミで取りざたされているが、現実問題、生きているとそこまで正直ではいられないこともある。この理想と現実が、「重要度の順位は上がるが、平均点は下がる」という不思議な結果として表れているのではないかと著者は考える。

 “容姿が良い” は、世代によって変わってくるのではないかという仮説があったが、それほど変わりはなかった。おそらく、世代があがるにつれて “容姿が良い”の意味も変わってくるが、ある程度は許容範囲とするという意味があるのだろう。一方で、20代の女性も、“容姿が良い“ という意味が非常に水準が高いということは考えられるが、恋人にする際には、他の要素と比べると重要視しないように見える。

 “頭が良い”は、それほどに高い順位ではない。が、年代と共に徐々に平均点、順位共に上がってくる。20代から40代は、よく人が成長する、あるいは、経験をする年代でもあるという。女性が男性を見る視点も、ある程度の変化が起こっているのであろう。
 このアンケートの中に“人気がある”という要素を追加した。これは、過去の論文には無かった独自で追加した要素である。著者の独断と偏見で追加したので参考までに見ていただければと思う。現代は、SNSや、Netなどで、「いいね!」や「高評価」と言った指標により、周囲の評価が以前よりも数値化されて具体的に見えやすくなっている。このような時代では、人気という周囲からの評価が”モテる”要素にどれぐらい影響があるかもしれない。このように考え、興味本位で知りたくなったため、“人気がある”という要素を設定した。調査結果はそれほど高くなかった。40代では少し上がっている。自分自身の目よりも、周囲の評価の重要度が上がっているというのは、おもしろい。

 平均点というのは、なかなか難しい数字なのだが、標準偏差(ばらつき)もそれほど高くなく、ある程度の正規分布になっていたので、参考にしてみていただければと思う。

 さらに、傾向を見極めるために、年齢による因子分析というものを行ってみた。これは、アンケートの回答結果の裏に隠れている共通の因子を見つける方法である。幸せ分析などで使われていて、「共通の因子が解明できた!」と脚光を浴びた分析手法なのだ。

画像5

 この表の見方は、ちょっと難しい。20代で“信頼できる”に高く点を付けた人は、“優しい”“思いやりがある”“聞き上手”も同様に高くつけている。このまとまりを「度量」と名付ける。このグループの女性には、これら全てが高ければ高いほど魅力がある、という意味と取れる。
 ここで、「度量」というのは、著者のグループが、これら四つに共通する言葉として名付けたものであり、読者の皆さんが自由につけてもらっても良い。いや、むしろ、適切な言葉をつけていただきたいと思う。

 それぞれの数字は、このグループに対する因子得点と言われるもので、“信頼できる”が、0.72という事は、このグループに属する女性が、“信頼できる”という要素を高く選んでいるという意味である。また、それぞれの因子得点が同じぐらいというのは、グループとして同じぐらいの比率で選択されている、つまり、どれがグループの中で重要かはあまりなく、均等な重要さを持っているという意味である。

 そして、最初にこのグループが表れているという事は、20代では、このグループを高くつけた女性が多いと言える。つまり、20代の女性に相対するときには、これらを重要視するとアピールポイントが高くなると理解できる。

 同じように、“明るい”に高く点を付けた女性は、“おもしろい”“気さくである”“話がうまい”“付き合いがよい”“人気がある”に高い点数をつけているという傾向にある。このグループが二番目に多いグループで、著者は、「社交性」と名付けた。この「社交性」という言葉が適切かどうかは、著者の中でも異論があったので、読者が良い言葉が浮かんだら、是非著者にお教えいただきたい。

 そして、「外見」、「将来性」が続いている。

 ここから言えることは、要素のグループとして、「度量」、「社交性」、「外見」、「将来性」が20代の女性の方々に重要だと思われること、そして、P 値が、0.000000143と非常に小さな数字なので、非常に信頼があると言える。
 ただ、繰り返しになるが、この言葉は、著者が付けた名前である。読者の皆さんが、それぞれの要素をグループ化した名前を付けて、この分析結果に関する当否の判断をしていただきたい。

P値:ある仮説が間違っているかどうかの判断基準。一般的に0.05 (0.01) 以下だと信頼があるとされている。

次回、30代を見ていく。第6章:アンケートからの分析結果 30代 (定量分析)(年齢による変化)

モテる男って?
モテる男って? 第2章
モテる男って? 第3章
もてる男って? 第4章

この記事が参加している募集

是非サポートお願いいたします。サポート頂いた資金は、アンケート費やデータ購入の為に使用させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。