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モテる男って? 第6章

第6章:アンケートからの分析結果 30代 (定量分析)(年齢による変化)

第5章に続いて、30代を見てみる。

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 20代の分析と同じように見ていくと、30代の女性は、“容姿が良い”“スポーツが出来る”“おしゃれ”“リーダーシップがとれる”“人気がある”に高い得点を付けている人が多い。繰り返しになるが、“容姿が良い”を付けている人は、“スポーツが出来る”“おしゃれ”“リーダーシップが取れる”“人気がある”を同時に高くつけている人が多く、そのグループが一番多いという意味だ。
 著者のグループは、これをまとめる良い言葉が浮かばず、また、裏に隠れている因子もぼんやりとしか出てこなかったが、「理想像」とまとめてみた。30代は現実を見るようになる世代であると色々な記事に書かれてたり、話を聞いたりするが、本当のところは理想を追い求めている側面もあるのかなというのがおもしろい。
 さらに、20代では一番のグループであった「度量」が続く。20代との違いは、“気配りができる”という要素が入っている点である。この“気配りができる”と“思いやりがある”の違いは難しい。相手の気持ちを理解し、心からは思っていなくても相手の求めている行動がとれるというのが“気配りができる”であるのに対し、心から相手を思い、相手の望む行動を実際にとることが“思いやりがある”とすると、もしかしたら、相手から見える結果は同じかもしれない。“思いやりがある”とともに、普段のちょっとした“気配りが出来る”ことも重要視するというのは、経験を積み、様々なものが見えてきている30代の女性の特徴なのかもしれない。
 そして、「社交性」が続く。同じ「社交性」というグループの名称であるが、20代と30代では、その中を構成する要素が3つ違う。

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 “話がうまい”と“話しやすい”の対比は、20代と30代の違いを表している。20代の“話がうまい”には、男性が話すおもしろい話を聞きたい、新しい世界を見せてほしいという受け身な要素があるが、30代の“話しやすい”になると、双方で会話を築き上げる、話を聞いてもらえるという積極的な要素があり、対比が見えて興味深い。

 その他の違いとして、“付き合いが良い”“人気がある”が挙げられる。20代は、自分以外の他の人の観点、つまり他の人からどう見られているかも気にかけているが、30代になるとその点は重要視されない側面があることが見て取れる。

次回、40代を見ていく。第7章:アンケートからの分析結果 40代 (定量分析)(年齢による変化)

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