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作り続ける弁当。言い分。
職場のお姉さま方によく褒めていただきます。その日によって服装だったり、仕事のことであったりと色々ありはしますがど、ぶっちぎりで多いのが「いつもお弁当を持ってきて偉いね」です。
お言葉をもらった時には、「毎回コンビニだと食費もたないので」とか、「お昼はゆっくりしたいので」と返しますが、気が付けば学生時代から数えて弁当作りは早6年目。そこでよーく「なぜわたしは弁当を作るのか」を考えてみると、自分でもちょっとびっくり。ありきたりな理由から生き物としての戦略まで、結構いろんな意味があったのです。
よし!いっちょ使ってみたかった、目次とかの機能を使って書くぞ~!
(って思ったけどやり方がわからなかったのでせめて見出しを付けました。)
1.食費の節約
多分弁当を作っている人の大多数はこれが当てはまります。わたしの最初のきっかけもここでした。だって毎回外食とかコンビニ行ってたらエンゲル係数がとんでもないことになります。かといって空腹でいることほど辛いものはないですし、両立するには自作が一番です。
2.会社にひきこもっていたい
コンビニや店に行って商品を選んでお客として振舞って食べて会計して会社に戻る…えぇぇぇぇ無理。めんどうくさい。会社なら食べてそのままソファで寝れますし、場合によっては居合わせた人たちとおしゃべりもできます。他部署の人ともつながりができたりもするので、この副産物も美味しい。限られた休憩時間でせかせかするよりも、会社の休憩室でデロデロになっているほうが「楽」なのです。
3.「今日」の楽しみを作る
弁当のいいところはメニューがわかっていることです。残り物を詰めたとしても、昨日の夜に同じものを食べて美味しいものだったらまた同じ美味しさに会える。手作りでなくともいいのです。ゆで卵でもシャウエッセンでも冷凍食品でもなんでもいい。とにかく「今日の弁当はこれが入っている」と思えることが案外大事だったりします。小中学生時代の朝に冷蔵庫に貼ってある給食メニューを見てニコニコするのと全く変わらないテンションの上げ方ですが、でも、「あの味が待っている」という待つ楽しさと、「美味しい」というその場の楽しさ両方を味わえるので、メリットは大きいのです。
4.生き残るために
???かもしれませんが、弁当に限らず料理をし続ける根本はこれ、なのです。
食料は「生きるために絶対に不可欠なもの」です。無人島に流されたとき、もっているお金はなんの意味も為しません。お金はあくまで媒介するものであり、それ自体はなんの価値もない。
イヤイヤ、だからこの日本でいきなり無人島状態になることなんてないでしょう。と思うかもしれませんが、いつ大災害が起こって流通インフラが止まるかもわからないし、関税が高くなればカロリーベース食料自給率38%の日本はあっという間に食料難民です。いつ米騒動現代版が起こってもおかしくないじゃないですか。わたしもコンビニや飲食店を利用することはたくさんあるけれど、それがあれば安心ってわけでは、絶対にない。
だから、せめて今ある食料を食べられる状態にする技法は知っておきたいのです。何かが起こった時、「泥が付いた枝がゴボウだと気が付いたので、皮を削って身をささがきにして醤油とみりんと砂糖と酒で炒めて食べた」ができたほうが生存確率は間違いなく上がりますから。
今が便利な社会を怖がることを忘れてはならない。
ま、毎日作るときにそんなことを考えてはいませんが、料理や弁当を「続ける」意味はこの危機&サバイバル精神によるものが大きいことは間違いないのです。
弁当を作って、「偉いね」と言われればそれはもちろん嬉しいのです。祝辞と褒め言葉は365日24時間受け付けていますもの。外食の楽しみもコンビニのありがたさも享受していますし、ほかの人が弁当を作らなければいけないということでもありません。
これはわたしの、ただの言い分。
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