さっきまで、高校時代からの友人と久しぶりにお酒を飲んでいました。昨日誘われて、飲み会自体は最近それなりの回数行っていたし、お金もそう余裕があるわけではない。でもまぁいっか、くらいの気持ちで家を出たのが午後3時。
待ち合わせ場所近くのショッピングモールで最終セールの冬用スカートを買い、少し遅れるという友人からの連絡がきて、予約時間に1人で店に入ったのは午後6時半。
15分後、友人も到着して乾杯。

そこから約2時間。
友人が言いました。最近バイト関係の人としかご飯行ってなかったから久しぶりに気の置かない人と行けて嬉しいと。この友人は普段遅刻ばかりするし支度は遅いけれど、そういうことを素直に言える人なのです。そうなのね、と相槌を打ちながら、そういえばわたしも最近の飲み会は大人数ばかりだったなと思い返しました。
全体では好きだけれど、個々人としては関係性の深さにバラ付きがある人たち。会話の多くは共通項で埋まる飲み会、友人の言葉を借りれば、「どこかで気を張っている」時間です。

友人の言葉を聞いて、自分の状態に初めて気がつきました。あ、わたしもそうだったんだ。

友人と別れ、帰りの電車に乗ったわたしは、何かがスッキリしていることを確信しました。だって今、すごく「普通」のわたしでいる。場に応じた仮面もつけていないし、演技もしていない。ただの、わたし。

駅からの帰り道が、昨日より明るい気がしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?