見出し画像

インター校は早めのキャリアデザインが必要だけど、語学を極めてB案にする手もある

イギリス系インター校では早めのキャリアデザインが必要なため、移住して数年経つご家族から進路相談を受けることも多いです。

早めのキャリアデザインとは

インターのYear 11で受験する統一テスト(IGCSE)の教科選択と結果がその先の進路に影響するため、Year10(14歳+)までに高校卒業後の進路をある程度定める必要があります。

先日も、まさにYear10直前の親御さんからオンライン相談を受け、希望進路に合った道をいくつか提案し、そのための道筋や有利な選択方法など、情報を整理してこんな感じでカウンセリングしました。(以下はあくまでも概要です)

・希望の職業や大学での専攻が決まっているか?
・行きたい大学や国があるか?(英語圏, 中華圏, 日本, その他)
・その大学で認められている高校卒業資格(カリキュラム)
・希望学部で求められる語学力(IELTS、TOEFL、HSKなど)
・希望学部に必要な教科種類、教科数、スコア(A *5教科以上など)
・今現在の成績について(得意・不得意な科目)
・効果的な教科選択
・Year 10から他校へ移る可能性(メリット&デメリット)
・希望教科が学校にない場合
・IGCSEを有利に受験するには
・Pre-Uの種類(A-Level, IBDP, 大学ファウンデーションなど)
・Pre-Uそれぞれのメリット&デメリット
・日本の大学へ進む場合の特殊性

とはいえ14歳で将来が描けるのか?


すべての情報を知った上で最適な道を選んで欲しくて、カウンセリングはついつい時間オーバーになってしまいます😅

親御さんは進路の複雑さと情報量の多さにため息をつきつつ「今まで何も知らずに来てしまった…でもたくさん情報をもらってお得感でいっぱい!」と仰って下さり、ホッとしました。(メールでのフォローアップも1ヶ月間ついてます)

でも、インターの子はみんな14歳で将来が決まっているのか?といえば、実はそうじゃない子もたくさんいます。

我々大人だって、中学生で将来が描けてた人は少ないんじゃないかな?それに、今考えてる大学の専攻や職業も、数年後には変わる可能性だってありますよね。

それじゃ、やりたい事が無い場合はどうすればいいでしょう。

ここから先は

1,317字

¥ 300

読んで下さってありがとうございます。スキ♡や、シェア、サポートなどにいつも励まされています!