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本当はみんな自分で判断したい

先日マレーシアのニュースをシェアしたら、日本の方から多くの反応がありました。未だに毎日シェアが続いています。

反応の多くはマレーシア保護者の対応を称えるもので、中には日本での保護者の対応に不満をあげる声もありました。


皆さんの反応を目にして、なんとも居た堪れない気持ちになりました...同じ親として、子どもを守りたい気持ちは同じだから。

日本の保護者も本当は、自己判断で決めたいと思ってる。既にそうしている人も居るし、迷いつつまだ出来ない人もいるかもしれません。

●311の時と同じ現象

2011年の原発事故の時も、同様の論争がありました。放射能汚染で給食の安全性が懸念され、一部地域の自己判断派の親たちは、お弁当や水筒持参で登校させたんですよね。

実はわたしも、牛乳拒否&献立によっては弁当持参、というハイブリッド式で娘の小学校と息子の保育園生活をやり過ごし、事故から1年後にペナンへ移住した経緯があります。周囲はほとんどが気にしていなかったし、やはり勇気が必要でした。だから、迷っている親の気持ちもよく分かります...

●本当はみんな自分で判断したい

多くの反応から「本当は自分で決めたい」という思いが伝わってきます。「でも周囲が誰もやっていない」「授業に遅れを取ったら」などという恐れがあるのでしょうね。

でも子どもの健康が関係すること、誰がなんと言おうと自己判断で決めて欲しい。そしてあなたが行動に移せば、「実は自分もそうしたかった!」と後に続く人が出るかもしれません。

勉強は後から取り返せても、健康はそうではない場合もあるのです。

●合理主義で自己判断の道をいくママ友

娘が日本で通っていた小学校でのエピソードです。
料理や布ものなど一切手作りしない、完全合理主義のママがいたんですね。親子で仲良かったので、ざっくばらんに本音も話せて良いママ友でした。なんと彼女、

運動会のお弁当は毎年「ケンタッキーフライドチキン」

だったんですよ!

正直、最初は度肝を抜かれました(笑)
でも「仕事忙しいし、料理得意じゃ無いから無理〜!みんな手作り弁当すごいね、美味しそう!」と、手作り派をディスるわけでもなく、自分は自分というスタイルを貫いていてカッコ良かった。そういう方法もあるんだなぁと。意外にも、彼女の子どもも全くKFCで大丈夫な様子でした。(むしろ嬉しそうな笑)

このKFC方式、いかがでしょう。登校するもしないも自己判断。大きな声を上げずとも「自分はこうする」と決めて軽やかに行動。周囲を説得する必要もありません。

後悔しないように、勇気を出して自分で決めていきたいですね。


マレーシアでは普段から、各自が自己判断です。情報は待たずに自分から取りにいく形なんです。


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