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コロナ禍での留学・移住、いままでと変わっていくこと、S-MM2Hの注意点

現在、14日検疫を終えてペナン入りしたご家族の移住サポート中です。住まいも決まり、お子さんも学校へ楽しく登校している様子にホッとした所です。

このファミリーは数年前にMM2Hを取得していた為、入国が可能でした。今現在はMM2H申請受付もストップし、学生ビザで新規入学予定の方は引き続き入国待ちの状態が続いています。

そこで救世主とも思える、サラワク州のMM2H(S-MM2H)が注目を集めています。このS-MM2H、既に変更された諸条件が発表されていますが、一つ厄介で西マレーシアのMM2Hと決定的に違う部分があるので、文末でお知らせします。全ての年齢カテゴリーに共通する事項ですが、これをクリア出来て、かつ50歳以上の方にはメリットが大きいビザです。(※この記事は随時更新していきます)

コロナで移住・留学ウェーブが来ている

コロナ禍ですが、実は留学・移住を検討する方は以前と同じか、むしろ増えている印象です。事実、弊社ではオンライン相談や移住サポートの申込みが増え、しかも本気度が高いファミリーが多く「コロナ移住ウェーブ」を感じています。

これは、日本政府のコロナ対応(ハッキリ方針を示さず責任逃れを続ける)も間違いなく影響してますね...感染をコントロールできているマレーシア、ルールが厳しくても安心感があるので、そのお気持ちよく分かります。(コロナに関係なくもともと移住予定だった方もいます)

マレーシア政府は「国民の安全が第一」と宣言し国境開放に慎重な姿勢ですが、1日も早く皆さんが入国できるよう、強く念じながら日々情報を追っています。

コロナで変わる移住のポイント3つ

入国時の14日検疫が続く限り、留学•移住の流れは以下の様に変わっていくでしょう。

リスクが大きいなぁ...と感じますか?でも実際にはそうでも無いかなと思ってます。なぜなら、「入念に下見してもマレーシアが合わない人も居るし、下見や下調べ無しで来ても気に入って長年住む人もいる」から。結局、やってみないと分からない部分も多いのです。

一定年数は帰国せず、日本の親族とも会えない...まるで昔の留学•移住のようですね。それでも今はチャットも手軽だしビデオ通話もできる。手紙でやりとりし、船で移住していた時代を思えば、まだ全然良いはず!

でもネガティブだけじゃなく、ポジティブな材料もありますよ。

コストが抑えられるのは、コロナゆえの利点です。下見無しは不安材料でもあるけれど、その分本気度が上がり、腹をくくって意思を固める事もできる、と思います。コロナが背中を押してくれる格好です(笑)いや、これ笑いごとじゃなく、結構重要なポイントです。最初の登竜門が低くなるのも、お子さんには大きなメリット。まずは入らない事には始まらないですからね。

S-MM2Hの隠れたコスト

冒頭で触れた、サラワクのS-MM2H。既にいろんな業者さんが提示しているので条件をご存知の方は多いかと思いますが、ざっくりとこんな感じです。

実は、上記以外にも必要な(隠れた)コストがあります。
・サラワク州エージェント申請代行手数料(保証人料金も含むので少々割高)
申請時のサラワク州への渡航代金   ※日本からの申請が可能です(2021年12月26日追記)
・パーソナルボンド(サラワク州政府へ支払う保証金)

ここまでお知らせできるのは、ローカルのMM2Hエージェントだからこそ。以前からサラワク州のエージェントともパートナーシップを結んでいます。

厄介で、西マレーシアのMM2Hと違う点

※現在は日本からのS-MM2H 申請が可能で、定期預金は本申請でサラワクへ出向く際でOKになりました。また一定条件を満たす方は定期預金無しでのS-MM2H 取得が可能です。詳細はお問合せ下さい。(2021年12月26日追記)

もっとも厄介なのが「申請時にサラワクで定期預金を組む必要がある」ということ。なんと、まだVISAが取れるか不明の状態でクチン(サラワク州の首都)へ出向き、口座開設や健康診断、保険加入もせねばならないのです。必要滞在日数は、少なくとも1週間。14日検疫も含めると3週間は滞在する必要があります。

これには私も驚きでしたが、現地サラワク州公認エージェント(パートナー企業)に確認し、申請書類にも口座詳細など記載する欄があるので、どうやら間違いない様です。50歳以上は比較的条件が緩いですが、審査は厳しく行われる方針で、確実を期すために証明金額も多めに準備が吉とのこと。

この状況で申請の入国ができるの?と疑問でしたが、S-MM2Hの申請者には現状でも入国許可証が出るはず、とのこと。またサラワク政府はレギュレーションの細かな変更もしているので、実際に申請を請け負って実行した時点でまた詳しくご報告したいと思います。当記事は随時更新していきますね。

S-MM2Hにお申込みご希望の方は、ご連絡お待ちしています!

移住/留学をご希望の方は、「オンライン相談」または「移住サポート」にて承っています。お申し込みいただいた方には、下記を含めた最新状況をお伝えしています。(バーチャル視察については、別途ご紹介記事をupします)

・各校の受験科目、受験方式
・入学時に必要な英語力
・教師と生徒の人種構成
・カリキュラムやクラブ活動の特色
・ブログにはちょっと書きづらい各校の裏事情
・留学に向けての英語学習戦略方法

特定の学校に偏らず、現地からの生情報を裏表なくお伝えし、また各ご家庭のご事情・お子様の適正などをカウンセリングして個々に合った進路をご提案します。実体験に基づいた日・英・中トライリンガル教育のアドバイス、大学進学を見据えた進路相談にもご対応しています。

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