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マレーシアの「教師の日」|日本でも広めたい理由とは?

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今日はマレーシアのTeacher‘s Day。SNS等で教師たちへ感謝のメッセージが多数流れていました。私もインスタに掲載したり、息子の担任やお世話になっている習い事の先生にメッセージ。

今はロックダウン中ですが、通常時なら学校でカードを渡したり、生徒主催のイベントが行われたりします。人気のある先生に集中しがちなので、先生たちにとってはちょっとドキドキかもしれませんね。

日本に無い「教師の日」

今日は「マレーシア」の教師の日ですが、世界各国でそれぞれ制定されています。でもこのリストに日本が無い!近隣アジアの中国・韓国・シンガポール・台湾・タイ・ベトナム、みんなあるのに...😢

毎年これを残念に思っていたんですが、調べたら日本では世界教師デーの10月5日を「日本の教師の日」として広める動きがあるようです。これは嬉しい!

なぜ○○の日が必要か?

多民族のマレーシアにいると「記念日のメッセージを通して、感謝の気持ちが社会に行き渡る」というのを肌で感じるんです。みんながありがとうと言い合う空気、素敵ですよね。

言葉や文字で感謝を表す、それによってポジティブな空気が社会全体に循環する。だから、○○の日は大切だと思っています。ネガティブな循環から建設的なものは何一つ生まれないんです。

ましてそれが、大事な子どもたちに関わる教師の記念日なら、祝わない手は無いな、と。なので、10月5日は私も日本の教師の日を盛り上げていきますよ!

マレーシア首相のメッセージ

教師の日に寄せて、ムヒディン首相はこんなメッセージを発信しています。

(上記紙面より抜粋)

・学習の概念は屋内だけに留まるべきではなく、新しい時代に合わせて、いつでもどこでも関連性のあるものでなければならない

・教育省は、教育者、保護者、生徒からの提案や意見に耳を傾け、教育と学習プラットフォームを改善し、学習に取り残される生徒が出ないようにしなければならない

・多くの先生方が、生徒が学習プロセスから取り残されないように、様々な形のオンライン教材の作成に成功しているのがわかります。あなた方の努力と革新を讃えます

・政府はオラン・アスリや特別支援学校など、適切な教育を受けられない生徒がいないようにすることも重要だ

現段階での実践割合は別として、どの言葉も至極真っ当だなと...(それが当たり前なんですが、どうしても祖国の首相と比較してしまうのです)

もちろん完璧な国はないし、どこもパンデミック以来試行錯誤の日々でしょう。マレーシアも例外ではなく、地理的・経済的問題からオンライン授業に移行できないお子さんもいたり。

ただ、公的サービスが追いつかない面は民間が協力したり、この1年でも相互扶助の場面を多数見てきました。また今年から公立小の卒業試験を廃止したり、新たな教育へと舵取りしているのは間違いありません。

学校や政府の変革を待つだけでなく、親も常に情報をアップデートし、教師と共に、子どもたちに教育機会を提供していきたい。そんなことを思う「教師の日」でした。

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多様性のマレーシア🇲🇾ペナン島から「マルチリンガル教育」「グローバル視点の生き方」「子どもの好奇心・主体性・思考力」をキーワードにお届けする…

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