十日目 令和元年五月八日 七時半頃
東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十日目 令和元年五月八日 七時半頃。伊豆國 三島宿。
七時頃に宿を出た。一連の膝栗毛で三島以東に行くのは初めてだ。東海道最大の難所、箱根に向かう。昨日は按摩もやってもらったので体調は万全だ。
【上段左】三島の地学的説明看板。色々ごちゃごちゃ書いてあるが、とにかく三島というところは凄いところなのだ。さすが全国の「いい街一度は行きたい街」を表彰する『後藤賞(Gotoh Prize)』に輝いた街だ。
【上段中】三嶋大社境内のたたり石。元々は門前を通る東海道の真ん中に置いてあって、人の流れを整理していたらしい。同じようなものが日坂にもあった。
【上段右、中段左】國の異体字ハンター。三嶋大社境内にある「日清戦争祝捷碑(しゅくしょうひ)」。明治三十年建立。「ロ一(ろいち)」型標準体と「ム一(むいち)」型異体字と
が併用されている。
【中段中】源頼朝 北条政子の腰掛け石。手前左が頼朝、奥右が北条政子が座ったと言われている。こういう形の石は大抵歴史上の人物が座ったことになっている。
【中段右】天然記念物の金木犀。昭和九年(1934)に指定。
【下段左】三嶋大社の立派な拝殿。
【下段中】三嶋大社 参道にある登録文化財「ムラカミ」。ついつい「ミカラム」と読んでしまう。大正十五年(1926)建築。元々は洋品店だったようだ。
【下段右】真っ白な霊峰富士。この辺りの住民にとっては当たり前の風景だろうが、他所者にとっては電線がかかっていても有り難いものである。
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