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三日目 令和元年五月一日 九時半頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。三日目 令和元年五月一日 九時半頃。三河國 本宿。

 街道の松並木。当時の雰囲気が偲ばれる。

 宇都野龍硯邸の長屋門。辛うじて残っているという感じ。それがまたいい。今後、どのように保存されていくか。とにかく変な修繕を施すようなことがないことを願ふ。代々医者の家で、シーボルトの門人の青木周弼に種痘を習い、安政年間にこの地でそれを施したと言う。

 木でできたほねつぎの看板。街道歩きはこういうのを見逃しませんよ。岡崎公園前駅前の鈴木接骨院の看板。

 街道脇によくある十王堂。街道を往来する人々および村の住民への戒めであったのだろう。

 寛政十三年(1801)に建てられた常夜灯。台座部分には珍しく白石がコンクリートで固められ敷き詰められている。その周りを囲む石が本来の台座であったと思われる。きれいな盃状穴あり。

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