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三日目 令和元年五月一日 十二時五十分頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。三日目 令和元年五月一日 十二時五十分頃。三河國 御油(ごゆ)宿。

【上段左】昔は栄えた街だった。家電と毛糸の店が併設されていたようだ

【上段中、右】一ヶ月前に閉店したばかりの書店「世賜堂」。やはり本屋の将来は厳しいのか。
 「せいしどう」と読む。ここの地名の「美世賜(みよし)」からと思われる。この地名はどこから来たか。江戸時代、ここ御油は相当な歓楽街だったらしく、そんなところから付いた名前かも知れない。

【中段左】何の店か不明だが、店であった事は明らかである

【中段中、右】問屋場跡。空地になっている。客引きをする有名な御油の浮世絵。旅人留女の左手をよく見ると「六本指」になっている。模造品防止策か。

【下段左】連子格子の美しい家。しかし空き家か。

【下段中】花 ベルツゆかりの地 ベルツ水のベルツ氏の妻となった花(はな)の父親が江戸時代にこの地で旅籠屋を営んでいたらしい。

【下段右】ここも何の店か分からないが、店であったことは明らかである。軒先のテントの残骸が置いてある。

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