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ただの漫画好き大学生が初めて漫画編集者をやって1番感じたこと #読切のシラバス【第11話】


こんにちは!
漫画編集者志望の東大生カキョウと申します。

同じくこんにちは!
漫画家志望の神杉 かみすぎ名戸理 なとりと申します。

お読みいただきありがとうございます!
毎週土曜日更新note「#読切のシラバス」

第11話目です!!

この週刊連載漫画企画noteでは!
学生漫画編集者志望📕と学生漫画家志望✒️のタッグが!!

週刊少年マガジンの漫画賞「マガジンライズ」(10月31日締切)
ゴールド賞を目指して作る読切の制作過程を公開しつつ、これから漫画賞に応募しようと思っている新人漫画家さん向けに「受賞する読切の作り方」のヒントを提供します!

今回はそんな週刊連載漫画企画の
第11話
「 ただの漫画好き大学生が初めて漫画編集者をやって1番感じたこと」

です!!

第11話の概要
第11話は
ただの漫画好き大学生だった私がこの企画で、初めて漫画編集者生活を約3ヶ月間経験して1番感じたことを書きます。
たった3ヶ月ですが漫画編集者の仕事の難しさ面白さを存分に感じたので、皆さんに少しでもお伝えできればと思います!


週刊連載漫画企画「 #読切のシラバス 」は
漫画家志望の方も、そうでない方も楽しめるnote企画ですので、
ぜひスキ❤️とnoteや我々のTwitterフォローお願いします!!

私:@rextuku1
神杉名戸理さん:@natori_too_god

↓これまでの話はこちら



■編集者は他者の人生に責任を持つ仕事だ

漫画編集者をやっていて1番感じたのは、自分の選択次第で他者の人生を大きく左右するということです。

具体的なエピソードを2つあげてそう感じた理由を紹介します。

企画参加者を選んだ時の話

実はこの企画に参加中の漫画家志望者である神杉さんは、6月ごろにnoteで参加者募集を出して集まった7名の漫画家志望者の中から選んだ方です。
つまり、自分が選ばなかった6名の漫画家志望者の方がいるのです。

企画の応募フォームには「簡潔で構いませんので本企画へ応募した理由をお聞かせください(任意)」という質問を載せたのですが、回答が任意にも関わらず7名とも漫画家にかける熱い思いを書いてくださいました。

今回選ばなかった応募者の方の中には

今自分は進路の岐路に立っている。これは自分の漫画の実力を試す最大で最後のチャンスだと思ったから。

(多少文章を変更しています)

こういったことを書いている方もいました。
もしかしたら、この方は今回の企画に参加できなかったことを機に漫画家志望を諦めることになってしまったかもしれません。

別に私は、この方を選ばなかったことを後悔したり、反省したいわけではありません。「1番漫画賞を取る可能性が高い人」という観点で神杉さんを7名の方の中から選んだことは間違いない選択だったと思います。

ただ、選ばなかった6名の漫画家志望の方の人生を多少なりとも変えてしまったことへの責任はずっと持とうと思っています。

神杉さんの人生について語り合った話

企画参加者である神杉さんは漫画制作初経験ということもあり、

漫画制作ってこんなにキツいんだ…
なめてました…

と幾度か言っていました。(ネーム1日目標4pのペースなので、慣れている人ならそこまできつくはないですが、初めてだと確かにきつい)

最初の数回は、そう言う度に休日をとってもらったり、ハーゲンダッツをプレゼントしたり、応援したり色々頑張ってもらおうと工夫したのですが、ある日とうとう1pも描けない事態が発生しました。

その時に理由を聞いてみると

  • 制作作業のマンネリ化

  • 〆切のプレッシャーにより、のびのびと描けてない

  • やる気はあるけど体がついてこない

こういった返事が返ってきました。

それを見た時私は漫画編集者として失格かもなのですが、神杉さんにこう返信しました。(このやりとり以前の神杉さんの目指したいものとかも踏まえての返信です)

プロの漫画家になるっていうことは、ほぼ一生〆切を守りつつ漫画を描き続けることになるけど、それでも漫画家を目指す気持ちは変わらない?

漫画家になる道以外にも
他の職業やりながらたまに趣味の同人誌を出す」方が神杉さんの目指したいものに近いかもしれない。

今回の企画に参加したからって、漫画家にならなければいけないってことは絶対にないです。
一度漫画家以外の道もここら辺で、見ておきましょう💪

ただ、漫画家以外の職業を考えるとしても、今回の漫画を完成させることは神杉さんの人生にとって重要だと思います。
辛いことを最後まで成し遂げた経験は絶対どの職業でも役に立ちます!

いやー今見たら我ながら文章がアツすぎて引きますねー。(その後の打ち合わせで、神杉さんの人生について長々と語り合いました)

もし参加者が他の方だったらこんな文章は送っていないと思うのですが、

  • 神杉さんが今回が漫画制作初経験なこと

  • 大学生でこの企画に参加していること

を考慮すると、今回の企画が神杉さんの今後の人生に与える影響はかなり大きいなぁと思い真剣に答えました。

漫画家は決して楽な職業ではありません。
何ならトップクラスにキツい職業です。
そして、漫画編集者は人をその漫画家に育て上げる職業です。
漫画家志望の方に、漫画家の厳しい現実他の人生の可能性を伝えることも漫画編集者の責任の1つだと今回の企画を通して強く思いました。


もちろん漫画家の現実を伝えた上で、

漫画家っていうのは、誰かの日々の生活を彩って支えになれるから、最高の職業だと思う。

漫画家になりたいならぜひなってほしい思いはきちんと伝えました。

この先私がもし運良く漫画編集者になることができましたら、キツイ職業であることは伝えた上で「漫画家」というこの素晴らしい職業の魅力を広めて、ぜひ世の中のすべての創作者の方に漫画家を目指してもらうような環境を創り上げたいなーと思います。

以上で
第11話
「ただの漫画好き大学生が初めて漫画編集者をやって1番感じたこと」
終わりです!!

最後に今後のnoteの更新予定についてお伝えします。


■今後のnote更新予定

漫画制作自体は10月31日まで継続しますが、このnoteの週刊連載自体は当初の予定通り9月30日(土)に終了予定です。

もちろん漫画の完成報告賞の結果はもちろんnoteで後に報告しますが、週刊載は9月30日(土)更新分で終了予定です。

残り2回分のnoteは以下の内容を予定しております。
9月23日(土)-1話:ただの漫画好き大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ
9月30日(土)最終話(仮):今までにない漫画のインターンを提案します

今回の週刊連載企画はそもそもどうやって始めたのか
そして
どういう思いがあって始めたのか
などについて赤裸々に書いていこうと思います。
興味のある方はぜひ読んでみてください!


次回更新予定日:9月23日(土)
第-1話:ただの漫画好きの大学生が1ヶ月で7名の漫画家志望者を集められたワケ

次回は

今回のnoteでも少し触れたのですが、
今回の企画に7名の漫画家志望の応募者を集めるまでにやったこと
を全て公開します。
振り返ってみると本当に色々やってました
ただの漫画好きの大学生が、どうやって1ヶ月で7名もの漫画家志望者を集められたのか?
気になる人はぜひ見てください🔥

少しでもこの企画の続きに興味を持たれた方は
ぜひnoteのフォロースキ❤️
そして我々のTwitterのフォローをお願いします!

私:@rextuku1
神杉名戸理さん:@natori_too_god
あと「#読切のシラバス」をつけて感想などをツイートして頂けると泣いて喜びます。

それでは来週土曜日に公開予定の第-1話でまたお会いしましょう!!

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