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『知的生産術』(出口治明)が面白かった+『ブス界へようこそ』について

本を読むのは私の日常であり、本を読むことは呼吸をしたり水を飲むのと同じような行動です。

元ライフネット生命の出口さんの記事はネットで何度か見かけていて、書店で見かけた『人類5000年史』を買おうかな~?と悩んでいました。

そのタイミングで「オンラインバル・ハラユキ」の女性が『知的生産術』をお勧めしてきたので購入しました。出口さんの著作を読むのは今回が初めてです。

下の記事は出口さんの講演をまとめており、全4回分が公開されています。今回紹介する『知的生産術』と通じる内容なので、興味を持った方は試し読み代わりにどうぞ。

この講演の中で、出口さんはこう語っています。

北京の蝶の羽ばたきが、ニューヨークでハリケーンになるように、「1人ぐらい動いても変わらへんで」というのは嘘なんですよ。とくに日本は女性のみなさんががんばったら、めちゃ変わりますよ。

私はバタフライ・エフェクトを信じている人間で、どこか1点に風穴を開けることでエフェクト(変化)を生じさせ、世界を革命することが出来ないかなと、思索している人間でもあります。似たような考えを持つ方を見かけたのは初めてかも。嬉しく思いました。

『知的生産術』について

2019年2月15日発売。

Amazonの内容紹介はこちらです。

内容紹介
サービス産業が主力の現代に必要な働き方とは?
還暦でライフネット生命を創業し、
現在は、スーパーグローバル大学である、
立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務める出口治明氏が語る、
短時間でアイデアと高い成果を出す方法。
●イノベーションは「サボりたい」という気持ちから生まれる
●「枠」や「制約」の中で考える
●時間の感覚を磨きたければ、腕時計は持たないほうがいい
●「楽しい」という感情が生産性を上げる一番の起爆剤
●組織の生産性は人材配置ですべてが決まる
●部下を叱るときの3原則
●無限大ではなく「無減代」で考える
●アウトプットを続けると人の能力は格段に上がる
など、働くすべての人の知的生産性を高めるヒントが満載。
出口氏が言う「知的生産」とは、「自分の頭で考えて、成長すること」。
社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考え抜くことで、
イノベーションが起こり、成長・成果につながります。
長時間労働から解放され、
短時間で成果を出すヒントとして、
そして何より、楽しく仕事をするためのヒントとして、
ぜひ、本書をお役立てください。
【目次】
第1章 日本人の生産性が低い理由
第2章 新しいアイデアを生み出す「考える技術」
第3章 最小の労力で最大の成果を上げる「インプットとアウトプットの技術」
第4章 チームの力を引き出す「マネジメントの技術」
第5章 明るく楽しい職場をつくる「コミュニケーションの技術」

「Domani」のキャッチコピー炎上?の記事でも、出口さんの言葉”ワーキングマザーは知的生産性が高い”を引用しましたが、ワーママが読むとモチベーション上がるかも知れません。

1か所だけ、ちょっと間違った認識(論理的じゃない論理)もあるので、そこは本人にメールする予定です。(子連れ出勤の部分です。突っ込みどころが少なくとも2点ある。)

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レビューを書く予定でしたが、noteで私が理想とする書評は書けないことが分かりました…。めっちゃ長いんですよ…。丁寧な書評を書きたいと思ってるので、ブログでがんばろうかな…。うん。

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『ブス界へようこそ』Kindleインディーズマンガ1位!

余談ですが、応援していたインディーズマンガ、『ブス界へようこそ』(河野大樹)が昨日3月7日、Kindleインディーズマンガの1位となりました~。パチパチ。

今朝もインディーズマンガ1位をキープしてますね。嬉しい~。

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Kindle>コミック>無料ランキングでも、7位!無名の新人がこれだけの順位についているのが素晴らしいです…!

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『ブス界へようこそ』というタイトルは、実は大変、うまく出来ています。

夫の言葉を借りると今作は”読者のリテラシーを求めるマンガ”なのです。

私が以前書いた、感想がこちらです。

『ブス界へようこそ』は最高にロックなマンガです(笑)。

ここ最近で最も、読み返したマンガでもあります。少なくとも、20回くらいは読み返しています。一時は毎日読んで、毎回、感動して泣いていました(笑)。

私が大きく評価しているのは、私の中の”ブス観”であったり、ルッキズム感、差別意識のようなもの、バイアスがボロボロと明るみに出たからです。「バカの壁」のようなものを打ち砕いてくれた。

作品を読んで、差別意識や侮蔑感情を感じた場合、それは読者の内面から生じている可能性が高いのです。作者も作品も、フラットだと思います。

踏み絵みたいなマンガだなあと思っています。

かっこいい女性が登場する、熱いバトルマンガとして読んでもいいし、私みたいに細部までなめるように楽しんでも良い。懐の深い、余白の多いマンガだと思います。

…おまけに軽く書くつもりが語ってしまう…。それが『ブス界へようこそ』という作品です。

興味が湧いた方は、ぜひAmazonで検索して、読んでみてください。無料です。

それではまた!


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