【漫画好きに聞いてみた。】#私と漫画と人生と。
思いつきゲリラ企画「#私と漫画と人生と。」
これまでの人生に「マンガめっちゃ読んできた!大好き!」「漫画に救われてきた」という方に、インタビューを実施。人生のさまざまな時に読んできた漫画を紹介していただくコーナーです。
答えてくれたのは、フォロワーのそらさん!
これまで漫画と共に生きてきた日々を語っていただきました。10の質問から、そらさんの漫画愛をぜひ味わってみてください。それではどうぞ!
Q:マンガのどんなところが好きですか?
A:私の人生の節目節目には漫画がありました。辛い時や苦しい時、一瞬で別世界に連れて行ってくれる。この感覚が大好きです!
Q:簡単に自己紹介お願いします!!
福島県出身、1985年生まれの37歳です。
血液型はO型。ゲッターズ飯田の占いは銀のイルカ!笑
普段は穏やかだけど、実はとっても負けず嫌いです…
夢は、ボラボラ島の水上コテージに泊まって、優雅に読書をすることです!!!
Q:漫画を初めて読んだ時のこと覚えてますか?何かきっかけはありましたか?
A:今もはっきりと覚えています。はじめて漫画を買ってもらった時のワクワク感はたまらなかったです…。
私の両親は、2人とも読書好き。特に父親の読書量が半端なかったんですね。
絵本、漫画、小説、自己啓発…。
家の本棚には、たくさんの本が並んでいました。
記憶の中の一番古い漫画は、「ドラえもん なぞなぞクイズ」。
字が読めるか読めないかくらいの頃から、何度も何度も眺めていたことを覚えています。
Q:小学生の頃読んでいた漫画はなんですか?
小学5年生の頃。風邪で学校を休んでいた私に、母親が「なかよし」を買ってきてくれました。
あの雑誌の分厚さ、キラキラした女の子の絵!
風邪も吹き飛ぶくらいワクワクした気持ちが、いまだによみがえってきます。
特にセーラームーンは、うさぎとまもちゃんの関係にドキドキしながら読んでいました。
なかよしの応募者全員サービスのルナのペンケースや鏡。
あぁ、なつかしいですね…
Q:中学生の頃読んでいた漫画はなんですか?
中学生になり、「なかよし」から「りぼん」へ。
中学生という、何とも微妙なお年ごろ。
漫画の沼にどっぷり浸って、現実逃避してました。
少女漫画の沼に浸りながらも、一番ハマっていたのは「るろうに剣心」。
剣心に恋する、中二病こじらせ女子でした。
志々雄誠との戦いのシーンは、「剣心死なないで!」と半泣きで読んでいましたね。
Q:高校生の頃読んでいた漫画はなんですか?
高校生になり、愛読誌は「りぼん」から「花とゆめ」へ。
友だちから借りた漫画を、授業中も教科書に隠して読むくらい、ひたすら漫画を読んでいました笑
などなど…。
昔の作品から王道の作品まで、片っ端から読んでいました。
中でも、CLAMPさんの漫画の世界観に衝撃を受けました。
特に「聖伝」。
壮大な物語に、寝るのも惜しんで読んだことを覚えています。
それと、高屋奈月さんの「フルーツバスケット」。
絵柄はかわいいけど、内容が深い。
友だち関係がうまくいかない時に、読んで励まされていました。
今も大好きな作品です。
Q:20代の頃読んでいた漫画はなんですか?
10代後半から20代前半。
全く本を読めない時期が続きました…18歳で妊娠・19歳で出産したからです。
若いなりに日々必死で頑張る家事・育児。
頑張りすぎて、育児ノイローゼ気味になっていました。
そんな時に、本屋さんでふと目に入った一冊があります。
それは、西原理恵子さんの「毎日かあさん」。
私を救ってくれた一冊です。
「毎日かあさん」は、子育てエッセイ漫画。
カラフルでかわいい絵と共に、西原さんの日常が綴られています。
パワフルで、笑いあり、涙あり、波乱万丈な人生。
「私、ちゃんとしようと頑張りすぎてたかも…。」
そう思って、涙が出ました。
それともう一冊。
この頃読んでいたのが、東村アキコさんの「ママはテンパリスト」。
漫画を読んでいて、声を出して笑ったのは初めて!
こちらも子育てエッセイ漫画なのですが、作者の笑いのセンスがすごい笑
息子「ごっちゃん」との日々をこんなにも面白く表現できるなんて、天才です。
どちらの漫画も、
「肩の力を抜いて、もっと子育てを楽しもう!」
そう思わせてくれた、当時の私のお守り漫画。
今も大切に持っています。
Q:30代で読んだ漫画はなんですか?
子育ても落ち着いてきて、また読書熱が上がってきた30代。
読んだ中でも特に印象深いのが、手塚治虫さんの「ブッダ」と「火の鳥」。
読後ちょっと放心状態になるくらい、内容に圧倒されました。
哲学的な内容で難しいところもありますが、人生で一度は読んでほしい作品です。
それとハマったのが、田村由美さんの作品。
「BASARA」と「7SEEDS」。
夢中で読みました。
SFファンタジーの中でも、特に好きな作品です。
その他、
などなど…。
ジャンルも年代も関係なく、高校時代のように読みまくりました。
私にとって、ゆっくり本を読める時間は至福のひととき。
子育てに追われていた時期があったからこそ感じる、自分時間が持てるありがたさ。漫画は最高の娯楽だなと思います。
Q:今の一押しはなんでしょう!
私の影響で娘は漫画好きに笑
親子で「SPY×FAMILY」にハマり中です。アーニャ、可愛すぎる!
それと、最近読んでよかったのは、坂月さかなさんの「星旅少年」。
これは、表紙に一目惚れして買いました。
ほとんどの住民が眠って木となってしまった「まどろみの星」。
その星を訪ねて、残された文化を記録・保存する少年の物語。
静かなトーンで、心の奥の何かを動かします。
キャッチコピーにもあるように、心に青が沁みわたるSFファンタジー。
眠る前のお供本として、ぜひ読んでみてください。
Q:最後に、一言どうぞ。
私にとって漫画を読むことは、食事をすることと同じ。
心と脳みその栄養だなと思っています。
たかが漫画、されど漫画。本との出会いも一期一会。
これから先も、素敵な出会いがあればと思っています。
・・・それにしても、読みたいものがありすぎて困ってます。
いっそのこと、本屋さんに住みたいと思うのは私だけでしょうか?
編集後記
インタビューは以上です。編集者(言ってみたかった)のmoonが感想を語ります。
初めて行った、漫画好きインタビュー、めちゃくちゃ読み応えのあるnoteになったなと思います!私は正直、漫画より本派なのですが、本が読めない時ってかなりあるのですよね…。仕事がしんどかったり、家事がしんどかったり、心が疲れていたり…。そういう時は大体YouTubeなど動画メディアをダラダラみてしまうのですが、それもなんだか心には良くない気がして…。
そらさんの漫画愛を聞いているうちに、疲れている時や答えが欲しい時、これからはさまざまな漫画に手を出してみたくなりました。
個人的には、子育てがしんどい時に読んでいたという漫画がかなり刺さりました。若くしてお子さんを育てていたそらさん尊敬すぎますし、しんどい時に漫画に頼ったというのもまた、漫画好きなそらさんだからこその豊かなエピソードだなと思いました。未知のものへの恐怖が拭えない超心配性の私。いつか子育てすることになったら、お守り本にしたいです。
今回は、初めての企画でした。好評ならまたやってみます!!我こそは、「インタビューされたい!」という漫画好きの皆様、ぜひTwitterにDMください!いつでもお待ちしております。
MANGA ART HOTEL,TOKYO 公式Twitter:
編集:moon
さぁ、漫画を一晩中。
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